「となりの一休さん」 伊野孝行 著 春陽堂書店
殺仏殺祖(さつぶつさっそ)を、僕の座右の銘にするかな・・・。
意味は、「仏に逢うては仏を殺し。祖師に逢うては祖師を殺し。羅漢(らかん:悟りを開いた高僧)に逢うては羅漢を殺し。父母に逢うては父母を殺し。親眷(しんけん:身内や親族)に逢うては親眷を殺し。始めて解脱(げだつ:苦悩や束縛から開放され自由になる)を得ん」で、臨済宗の開祖・臨済義玄(806~867)の言葉です。
師から学んだことに従う。しかし、それを覚醒しながら確信的に破る時が来るってことかなと、思います。
一休さんの生き方って、まさに「殺仏殺祖」だと思います。
この本の中に一休さんを実写で撮るとしたら、誰をキャスティングするかと言うことで、著者の伊野孝行さんと禅の研究者である飯島孝良さんとの対談の中で出てきたのは以下の通りです。◯とかXは、向後による評価。
勝新太郎 △
忌野清志郎 △
仲代達矢 X
林家木久扇 ◯
柄本明 ◯
堺正章 ◯
リリー・フランキー ◯
山崎努 △
三國連太郎 X
この中では、リリー・フランキーかな?エロいし・・・。柄本明もいいかもしれない。林家木久扇は顔は似てるけど、エロさはないしなぁ。三國連太郎は笑えないので、NGですね、
吉福伸逸さんは、いいんじゃないかな?・・・なんて思いますが、、、、。
あと、印象的な言葉は;
「禅はわかる者でも、教えるものでもない(p.6)」
「よく滅すものがよく興す(p.173)」
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