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原理原則、って?

新将命(あたらしまさみ)さんの考え方から、色々なことを学ばせていただきました。
最初に読んだ新将命さんの本は、『経営の教科書』
15年ほど前のことです。
すっかり影響されて、本を読んだりセミナーに参加したり。
その頃のことを思い出します。

久しぶりに本を開きました。

以下、引用。

経営の神様といわれた松下幸之助はこう言っている。
「成功する企業はなぜ成功したか。成功するようにやっているからだ。失敗する企業は、なぜ失敗したか。失敗するようにやっているからだ」
経営には、こうすれば会社は絶対によくなるという「絶対」はない。だが、こうすれば会社がよくなり成功する確率が高まるという規範(Norm=ノーム)はある。
成功するやり方、失敗するやり方の規範、それが原理原則である。
原理原則にかなったやり方が企業の成功確率を高めるためのノームで、原理原則にかなわないやり方が失敗するノームということになる。
迷ったときには原理原則に還る。これこそが失敗を避けるための「原理原則」である。
この原理原則は企業経営のみならず、個人の場合でも当てはまる。
成功する人は成功するようにやっているから成功し、失敗する人は原理原則を学ぶことなしにやっているから、何をやっても埒が明かないのである。

伝説のプロ経営者が教える 30歳からのリーダーの教科書

『原理原則』
学びの中で何度も目にする言葉です。
ビジネス本、セミナー、勉強会、色んな場で色んな人が原理原則の大切さを伝えています。

新(あたらし)さんは、成功するビジネスパーソンに共通する原理原則を『PRO』として3つあげていました。

Positive:
肯定的で明るく前向きな姿勢であること。

Responsible:
自責の人であること。問題が生じたときに責任転嫁をせずに、自分の問題と捉える。
問題は自分のもの、解決も自分のものという姿勢の人である。

Objective:
納得目標を持って追求し続けていること。

『PRO』としてのこの3つの要素。ものすごく大切なことだと気づかせていただきました。

今回は私の中の『原理原則』について、少しまとめてみます。

『原理原則』って?
その前に・・・ 『易』『不易』って聴いたことありますか?

時代や状況、人の価値観など、刻々と変わっていくものが『易』に該当します。
そして『不易』は、時間や状況に左右されない、真理や本質的な価値となります。

例えば人間関係。
愛とか友情、信頼の価値は変わらないですよね。
ですが、時代や環境、状況に応じたコミュニケーションの方法は変わります。

『原理原則』とは、物事の本質に根差した普遍的な考え方(原理)と、実践に役立つ判断基準(原則)を指します。
『易』『不易』で言ったら、『不易』の部分になりますね。
いつの時代も変わらないもの。
ビジネスやプライベートなど、あらゆる分野での基盤として、不可欠な役割を果たしています。

『原理原則』って言葉を学びで教えていただいた時、最初に思ったのは・・・

「誰が決めるの?」ってこと。
辞書で調べたり、ネットで調べたりしました。

多くの場合、特定の個人や組織が一方的に決めるものではなくて、それぞれの分野や状況に応じて、関係者の理解や合意をもとに自然と確立されることが多い。

とありました。
よく分からないですね・・・

『原理原則』は色々な分野に分かれます。
自然法則は人間が見つけだしたもの。
社会的な原則は文化や歴史、組織、個人の価値観などによって決まります。
大切なのは状況に応じて原理原則を理解して、それを適用することなんです。
正しい答えが一つとは限らない。個人と社会とでバランスを取ることが求められるんです。

先程の、新さんのビジネスパーソンに共通する原理原則。
これは、新さんの知識と経験値から3つの要素で表現されていました。

ビジネスの原理原則で浮かぶものとして、
・顧客第一主義
・カイゼンの原則
・誠実と素直の原則
・コンプライアンス(法令遵守)
・時間厳守(約束を守る)の原則

科学・技術の原理原則。
これも色々な法則がありますよね。私は知識がないので省略しますが。 笑

生活習慣の原理原則としては、
・バランスの良い食事
・運動は心身の健康
・睡眠は回復の素
・禁煙・節酒が健康を守る
・早寝早起き
・心と体のバランスを整える
・定期的な健康診断

原理原則を知ることが、あらゆる場面での判断基準や行動指針となります。
安定した判断と行動を支える。信頼や成長、柔軟性をもたらすことにもなります。

人や組織との関わりの中で、うまく生きていく。
そのためのも、変わらない本質(原理)を守りつつ、状況に応じた対応(原則)が必要です。

バランスを保ちながら行動することで、より豊かな人生となるのですね・・・

今日も読んでくれて、ありがとうございます。
感謝です。

ではまた。

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