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「よしよしわたし倶楽部」って、一回聞くと忘れられない名前ですねと言われます。

気に入っています。覚えてもらえるのが嬉しいし、
自分の屋号を決めた記念に商標登録までしてしまいました。


ビシビシわたし時代


私は自分ヒストリーの中でもお話しますが、
母にスポック博士の育児法(子どもは赤ちゃんの頃から自立させる子育て)で育てられたので、人に頼ったり、甘えたりするのがとても下手です。

だから「いつもがんばらないといけない」と思い込んで
「まだまだ足りない!」
「もっと、もっと努力しなきゃ」
「こんなんじゃだめだ、次はさらに頑張ろう!」と自分にビシビシと厳しくしてきました。

そんな私ですから、昔は自分の事を「私、可愛いでしょ?」
と思っているような人が実はとても苦手で、気持ち悪いとさえ思っていた程です(すみません…)。


家を片付けるのは心を片付けること


そんな私が変わるきっかけは2年前・・・
のむらななえさん主宰の「こころとおうちの片付け塾」
に入塾したこと。

その頃、せっかく新居に引っ越したのに
亡くなった両親や祖父母の残したもの、さらに生きてきた年数分の自分の荷物、家族の捨てられない物たちに囲まれて過ごしていました。

段ボール箱が、いつもどこかしらに存在する家で過ごすことが苦しくなって2020年3月入塾し、7月に卒業するまで ひたすら自分と、物と、物についた思い、に向き合って片付けをしました。

その間、泣いたり、笑ったり、怒ったり、さらには熱を出したり、高いところから落ちたりと、色々な事が起き、とっちらかった家の中も、とっちらかった自分の中も、変化の嵐が吹き荒れました。

その嵐は、物が減っていく中サイズダウンしていきます。
そして数ヶ月して、徐々に自分に足りなかったことが見えてきたんです。

いやむしろ、自分にもともと存在したのに見えていなかったものに気付いたのです。

それは
「私という存在は私自身のものなのに大切にしてこなかった」
という事実です。


ほめられべた


こんな母のエピソードがあります。
昔、父のアメリカ赴任時代に母は新生児の私を検診に連れて行きました。そこでドクターが「可愛いお子さんですね」とベビーの私をほめてくださったのに対して、日本人らしくへりくだって母が「そうですか?」と応えたところ、「あなた!自分の子が可愛くないんですか?」と怖い顔で聞かれ、焦ったそうです。


そして、このときの母と同様に私も過去に色々な人から
「がんばってるね」
「えらいね」
「素敵ね」
とほめてもらっても「え?どこが?こんなんで?いやいや私はまだまだだめ人間」と思って、ほめてもらっても素直に受け入れてこなかったことに気付きました。

そして片付けていく中で、本当の私は誰かに
「可愛いね」
「がんばっているね」
「よくできたね」
とほめてもらって、そのことばを素直にうけとめたかったんだと気付きました。

さらに自分で自分を認めたことがなかったので、自分自身にも言ってきたことがなかったと気づき、

照れくさくて歯が浮きそうでしたが…。

片付け塾では
「わたし頑張ってるー」
「私、こんなに幸せでいいんですかー?」
と自分を認めたり、褒めたりする訓練をしました。
(私にはまさに"訓練"に近い作業でした。)

そして片付け塾を無事に卒業すると、片付いた家と一緒に自分がやりたかったことが見えてきたのです。

そしてすぐに「ほっこりお灸教室」を立ち上げたのです。


まなたんの「ほっこりお灸教室」開講と気づき


お灸教室は
週に1~2回のオンライン講座で
眼精疲労
肌のたるみ
風邪
冬のお灸
秋のお灸
イライラ解消
などテーマ別に開催しました。

しかし、3か月やってみて気付いたのは、「単発で症状別にお灸の講座をやったところで、その症状にしか対応できない」ということ・・・

受講生が登録したLINEには
「今日頭痛になりました、どのツボがいいですか?」
「こどもの咳がとまらなくて・・・何かいい方法ありますか?」
「足にしもやけができました、治す方法おしえてください」など、問い合わせが相次ぎました。

「ああ、対症療法的な単発の講座では
その人をまるごと心地よくできない。家族にも対応できない」
と気づいたんです。

そこで、いろんな方の知恵を借りながら新しく講座を作ることにしました。


「よしよしわたし倶楽部」誕生


どういう内容が良いのか、思案を重ねていく中で私が目指した講座。

一言でいうと

自分で自分を労わって
東洋医学の知識で
手軽に日々
セルフケアできる人たちを
日本全国に増やしたい

という内容なのでした(一言じゃないですね(笑))。

そもそもお母さんたちの動きって、マルチタスクですよね。家事も仕事も趣味も家庭も一日24時間フル活動。

それなのに、いつも
自分より家族
自分より同僚
自分より両親
自分よりペット
と優先順位最下位に「わたし」を置き、置き去りにしてることが
なんと多い事でしょう!

そして置き去りにされた「わたし」からくる
「足が冷えてる」とか
「生理痛がつらい」とか
「すぐ便秘になる」といった身体のラブレター
のようなお知らせを無視しつづけてしまうのです。

ちょっと我慢すれば大丈夫だと思っているからです。

そんなお母さんたちにセルフケアをもっとしていただきたい。

そんな思いで色々な屋号を候補として考えてみました。

【ととのう私れっすん】レッスンでは練習しないとできないイメージで却下
【わたしケア時間】特別な時間をとらないとできなさそうで却下
【わたしのわたし教室】なにをやる教室かわからないので却下
【もしもしわたし教室】スマホの使いかた教室のようなので却下
【わたしのお灸時間】ぼっちでお灸しかやらないみたいなので却下
【わたしだいじ時間】これもなにするのか伝わらない
等々色々挙げること50以上・・・

結局【よしよしわたし】に決め、さあ、その後のことばをどうするか・・・
【よしよしわたし教室】→学校っぽい
【よしよしわたしサロン】→奥様方がティーセットを囲んでオホホホ熱いざますね、と笑いながらお灸しているイメージ・・・

最終的には皆で一緒によしよしと活動し、家では個人個人が自分に向き合って個人練習するようなクラブ活動的な雰囲気がいいかなと思い、

【よしよしわたし倶楽部】に決まりました。


「よしよし」とは


そもそも「よしよし」という言葉を広辞苑でひくと
①相手の行為や気持ちを良いと認めるときにいう語
②相手を慰めたり、なだめたりするときにいう語
と書いてあります。
この相手を是非自分に置き換えてみてほしいのです

よしよしとは『私の行為や気持ちを良いと認めてあげ、私を慰めたり、なだめたりしてあげる』こと

その私が辛かったり、痛かったり、我慢をしていたらなおさらです。病院に行って病名をつけてもらって、薬をもらう前に、まずは自らが自らに向かって「よしよし」します。

「わたし・・・大丈夫?痛いよね・・・辛いよね・・・がんばってるね、よしよしわたし・・・大丈夫だよ」と声をかけること。これが【よしよしわたし倶楽部】の根っこになるのです。自分をよしよしするのが、照れくさかったり、ばかみたいと感じる方は、声をかけないまでも、まずは触ってみます。その触り方には、実際に撫でる、お灸をする、マッサージをする、ツボ押しするなど色々ありますが、とにかくありとあらゆる方法で、自分の存在を良しとしていく、そんな倶楽部活動なのです。

忙しく、自分を後回しにしてしまうお母さんにこそ、自分と向き合ってほしい。

だから、わたしをよしよしするコツや次回部員募集のご案内などをメルマガでお届けすることにしました。

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