【本紹介#5】「好き」を言語化する技術【隔週月曜更新】
#5になりますが、もっと上手に読んだ本を紹介したいなと思って手に取りました。
僕自身文章を書くようになって日が浅いですし、子どもたちにも文章を書く方法が伝えられるようにこの本を役立てていきたいです。
要約
応援している俳優、アイドル、バンド
好きな映画、小説、漫画
などを指す「推し」について上手く言葉で説明できるようになる技術を教えてくれる本です。
ちょっとしたコツであなたの「推し」をあなたの言葉で伝えられるようになります。
周りに流されず、聞いてくれる相手に合わせて自分の言葉を使うということがちょっとしたコツだそうです。
自分の言葉を持つことで物事への理解が深まります。これは推しに限ったことでないので、自分の言葉の作り方を探してみてはいかがでしょうか。
感想
英語先生的に言えば、How to tellを教えてくれる本でした。
英会話の授業のゴールはこういうのでいいんじゃないかと思いました。
授業で自己紹介やら自分の身の回りのことについて紹介する英文を作るのが英会話の授業のあるあるだと思います。
上っ面だけI like 〜.とかDo you like 〜?で終えてしまっていたのでこの本のコツを活かして子どもたちに「推し」について語ってもらおうと思いました。
決まった型を用意してそれに沿って子どもたちの「推し」を説明できるようなワークシートを作ってみようと思うので、できたらおすそ分けしますのでしばしお待ち下さい。
そして気になったことが2つ
1つ目は「やばい」という言葉についてです。
「やばい」はかなり広い意味を持っていて便利な言葉だと紹介されていて、かなり肯定的に捉えられていました。
昔は「あはれ」が使われていたし広い意味を持てる便利な言葉があっていいだろうということでしたが、僕は一部疑問に思いました。
「やばい」を使っている人は自分の詳しい感情がわかっていないことが多いと思っていて、それがコミュニケーションでの誤解や自己理解の不十分に繋がっているように思えるのです。
自分の「やばい」に丁寧に向き合ってから使ってほしいと思いました。
もう1つはSNSの使い方についてです。
本書では自分の意見や感想を持ってからSNSを見るべしと書かれていました。
今まで「正しい」SNSの使い方を説明しきれていなかったのですが、「自分の立場を明確にしてから使う」というのがとてもしっくり来ています。
主題の部分からだけでなく、ほんの一節からでも考えるきっかけや新しいものの見方を見つけられる楽しさに気づけた本でもありました。皆様もぜひ。
推しへの好きを書いてみた
僕の「推し」はゲーム実況グループ、三人称のメンバーの一人の鉄塔さんです。
ゲーム実況者とはYoutubeでゲームをしている様子を動画や配信で見せてくれる人たちのことです。
いつも一人で黙々とゲームをしている僕ですが、三人称の皆さんはわいわい楽しくゲームをしていて見ているこっちと楽しくなります。ゲームに勝った負けたではなく楽しくやるのが1番なスタイルがとても気に入っています。
僕の「推し」のメンバーである鉄塔さんはマルチに活躍されてる方で、小説やエッセイを書いたり、ラジオに出演したり、俳優や太鼓奏者だったりたくさんの顔があります。
鉄塔さんは自分はぼっちだと公言していながら楽しく活動されています。
友だちが少ない僕は今までそれが悩みだったのですが、ぼっちであることを受け入れてぼっちで過ごしてみると楽しさに気づけました。
今の自分を好きになれたきっかけでもあり、毎日楽しませてくれる鉄塔さんが僕の一番の「推し」です。