紙の辞書使いますか?
僕は今年中学1年生に英会話を教えています。
授業のときに机の上には、筆記用具、使っているプリント、iPad、そして紙の辞書が置いてあります。
「辞書を持ってきてね」というお願いはしていませんが、彼らなりに必要だと思って用意してくれています。
紙の辞書必要ですか?僕は正直要らないと思っています。
僕の勤めている学校では子どもたちはiPadを持っていてわからない単語があればgoogle翻訳でもDeepLでも使って調べることができます。
最近はカメラで読み込んだテキストを翻訳する機能もあるようでそれを活用する上級生たちもいます。
ここまで便利に素早く言語の壁を取り除いてくれるツールがある環境で紙の辞書の役割は何でしょうか。
先日、AI時代の言語学習についての本を読みました。そこで学校での言語学習についての言及もありました。
言語学習にAIや翻訳ツールを使わないというのは目的にまでバスが通っているのに歩いていけと言っているようなものだと書かれていました。
その時代になかった便利なものがあれば使えばいいじゃないと思うのですが、実際の学校現場では逆の意見もあります。
昨年僕は生徒のiPadに辞書のアプリを入れて欲しいと進言しましたが、紙でいいと取り合ってもらえませんでした。断られた理由は「自分が紙の辞書で勉強していたから」でした。
このような経緯で紙の辞書とiPadが同時に机の上にある勤務校ですが、僕はなんとか両立できないか探っています。
何か案があればまた記事にしようと思います。