不安定だからこそ愛おしい (万年筆)
2024年11月4日(月) 23:04、家。
就寝前のひととき、静かに日記を綴っている。
【万年筆とインク】
何故だろう、昨日はかすれてて薄かった万年筆のインクが、今日は地に足がついたようにバッチリと、ヌラヌラ出てくれる。この、必ずしもいつも一定のパフォーマンスが出るとは限らない不安定さ・ランダム性が、僕は嫌いじゃない。
まるで、万年筆そのものが生きていて、その日その時によってコンディションに差があるように感じられ、個性的ですごく良いとさえ思ってしまう。「あばたもえくぼ」と言うように、つまるところ、僕は自分の使う年筆を全面的に好きだということ。
【購入した漆器 (食器)について】
昨日、夕方に代官山に行ってきた。
目的地は、ヒルサイドテラスにある山田平安堂総本店。漆器が欲しかった。
お店で30~40分くらいじっくりと見た挙句、直径18cmの平鉢と直径16cmの小皿を購入した。
元々、前者の平鉢が欲しかった。ただ、買う前には実物を手に取り、ちゃんとその手触りや使用した時のイメージを固めた上で購入したかった。そのため、オンライン購入ではなく、わざわざ店舗まで足を運んだというかたち。
結果的に、ちゃんと見て触って使用した時の事前イメージを固めた上で、お目当ての漆器を買うことができた。
帰宅後、さっそく一度洗ってから、鱧のアクアパッツァを作って平鉢によそった。
「洋食を和食器に?」 という意見はあるかもしれないが、大事なのはそこじゃない。
元々欲しかったのが、次の3要件を満たす漆器だった。
①中サイズの皿で、かつ少し深さがあって汁物も入れられる
②身体に害を為す化学物質が使われていない
③使うたびに満足度が得られる
狙っていて実際に購入した平鉢は、まさに上記3要件を満たす、ドンピシャの漆器だった。
よそって食べたアクアパッツァは、食器の満足度もあいまって、とても美味しかった。漆のつやが今後少しずつ出てきていい色味になるよう、末永く大切に使っていきたい。