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10Gbps時代の到来【光クロス】

フレッツ光クロス環境にするにあたり、今回様々な経験をすることになりましたので、本日はその話をしようと思います。

我が家は、もう長いことネット回線はフレッツ光ネクスト1Gbpsを利用していました。………のですが、なんだかいつのまにやら自分の住む地域にもフレッツ光クロスの提供が開始していたので、さっそく申し込んでみました。

申し込むにあたり、これまでのプロバイダーによる光クロス対応はないようなので、仕方なくプロバイダーを変更することに。20年以上お世話になっていたプロバイダーとのお別れです。(NURO光系列のプロバイダーなので致し方なし)

申し込みはNTTのフレッツ公式サイトより行いました。NTTからの連絡は数日後、とても丁寧な内容の電話で行われました。

こちらの事前の下調べが甘かったせいで、回線サービス変更ではなく、新規申し込みを行ってしまっていたのですが、それでも丁寧に確認をして下さり、その場で対応していただけました。

・工事費や手数料や月々の料金の説明
・現在お借りしているONUやルーターやwifiカードの返却方法
・訪問工事ではなく、自分で機器等を接続することにしたための注意点
・新たに届く多機能ルーターとONUの日取りと簡単な説明
・回線開通日と具体的な時間
・プロバイダー側の対応によっては10日以上回線が使えなくなる恐れなど

以上、様々な事柄をつつがなくゆっくり丁寧に説明してくださりました。本当にありがたかったです。

こうして、申し込みからNTTとの打ち合わせは滞りなく終わり、回線の開通日は一か月後となりました。

以下にフレッツ光ネクストからフレッツ光クロスへ変更となる要点を列挙
1Gbpsから10Gbpsへの最大速度変更。
月々の値段はそれほど変わらない。
いまなら工事費や手数料も無料(期間や条件は不明)。
これまで主流だったPPPoE方式からIPoE方式へ接続方式の変更。

10Gbpsの恩恵と速さ

ここで一度、フレッツ光クロスにおける補足的な大切なこと。
それは10Gbps仕様の機器をあらかじめ揃える必要があること。

ルーターはレンタルするだろうからそれを使えば大丈夫。
LANケーブルはむしろ普通の安いCAT6Aケーブルがいいらしい。

問題はスイッチングハブ(沢山のLAN機材を接続するためのハブ機器)を使う場合に対応している機器とPCのLANポートが10Gbpsに対応していないと、恩恵は少ないということ。

今現在、10Gbps対応の機器は割高で一通り機器を揃えるにはそれだけで数万円以上かかります。けれども、機器さえすべて揃えてしまえば、超高速に毎時6Gbpsで通信したりできます、が正直普通にネットするだけなら1Gbpsで十分だったり。

結局フレッツ光クロスの最大の恩恵は、IPoE方式にあるといえるでしょう。IPoE方式による安定した接続が速度以上の恩恵をもたらしてくれるのではないかと数日使ってみて実感しているところです。

また、PPPoE方式では毎度おなじみのユーザーIDとパスワードの入力が不要、IPoE方式であるフレッツ光クロスでは、ONUから直接PCに繋ぐだけで即インターネットに接続できる。とはいえ、多くの人がスマホを無線LANで使うであろうことから、結局多機能ルーターホームゲートウェイをNTTなどからレンタルするなどして利用することとなります。ルーターであれば、LANポートがはじめから複数(4つとか)ついていて、そこにLANケーブルを指すだけでPCやテレビなどといった機器へ接続できる手軽さがあります。

………さて、話を元に戻しましょう。

回線開通日、けれどなんだか不穏

いざ開通日ということで、あらかじめ届いていたONUとホームゲートウェイを新しく付け替えたものの、ルーターのデータ通信が点灯せずネットも当然使えません。ただし、NTTからの光回線接続ができていると点灯する登録ランプは正常に点いている状態。

なにかしらの設定ミスを疑おうにも、自分が行うのは、ルーターの初期設定である任意のパスワード設定のみ。そもそもフレッツ光クロスの場合、自分で何か特別な設定をPCやルーターにする必要はなく、従来のPPPoE方式では必要だったユーザーIDとパスワードの入力すら不要であり、PCにLANケーブルを接続すれば自動的に使えるはずでした。

さて、ここからが本当に長かった………。
まず初歩的な見落としがないか、あらかじめルーターと共に送られてきていたインターネット設定ガイドとルーターの接続マニュアルをもう一度読み返し、フレッツ光公式サイト、プロバイダーの接続設定サイトなどを調べたり、する必要のないプロバイダーIDとPWを試してみたり、数時間格闘するもダメ。

これはもう致し方ないので、不本意ながらプロバイダーのテクニカルサポートに電話し、ひょっとしたら以前のプロバイダーでのV6接続が正常に解約できていないため接続できない状態かもしれないとの回答を得る。その文言からプロバイダーでの接続の工事が行われる前だと推察、でも変だぞと思いつつもここは一旦旧プロバイダーに問い合わせるため新たなプロバイダーとのやり取りは終了。

たしかに旧プロバイダーでの解約は月末に行われるとあったため、その点が引っ掛かっていたこともあり、まずマイページにログインし現状を把握。するとフレッツ光はちゃんと解約状態となっており、別の契約名に変わっていることが確認できた。と、ここで全く別の疑問が出てきてしまう、一体どうして別の契約に変更になっているのかという点を含めて、ここはやはり一度サポートに電話で聞きたいと思ったのだが、こちらのプロバイダーは基本的に音声ガイダンスが流れ最終的には公式サイトのよくある質問的なURLが送られてくるという対応のようで、カスタマーサポートを受けるための電話番号が今となってはあまり公に公開されていないようでした。そこで、契約時に送られてきた書類などをあらためて見直してみて、テクニカルサポートっぽい番号をみつけ、そちらに連絡してみたところ、ものすごく時間はかかりましたが、なんとかAIではない人間と直接話すことができました。

けれども、そちらでのやりとりから当初予測していた通り、旧プロバイダー側の何かが影響し、新プロバイダーが回線工事を行えない状況にはないことがわかりました。そもそもV6サービスは申し込まれた状態ではあったが、結局キャンセルとなっており無関係。また、フレッツ光ネクストからフレッツ光クロスへ回線自体が変更になっているため、旧プロバイダーが影響となることは不可能。

そして、契約名の変更もすでに解約の受付が行われた時点で、自動的にそのような手筈になっているだけで、とくに利用者側が気にかけるような他に何か影響を及ぼすものではないということがわかり、旧プロバイダーには何も問題ないことがわかりました。

最後に旧プロバイダーさんにお騒がせしたことを謝罪し、丁寧に対応いただけたことをお伝えすると、「きっとプロバイダーさんの接続工事が遅れているだけですよ」と、言っていただき、そこで私も『ああ、やはりそうかも?』と半ば確信めいたものを感じたのでした。

もはや疑いなき事態ではありましたが、一体どうしたことでしょう、私はフレッツ光(NTT)のサポートへ電話をしてしまったのです。
(心の中では新プロバイダーに連絡しようとしていたのは本当です)

そこでこれまでの経緯を長々と話し、ひとしきり私の愚痴にも似た話でカスタマーのお姉さんを困惑させ、あまつさえ担当者に変わっていただき、一か月前に丁寧に申し込みに応じてくださったサポートのお姉さんにまで話を聞いていただく羽目に。

決して、対応が神がかっているNTTのお姉さんと話したかったわけではないのです、私の手が勝手に番号を押したのです。
そうしてお姉さんはまたこう言うのです、「きっとプロバイダーさんの接続工事が遅れているだけですよ」と、優しく。

さらにお姉さんは技術的なサポートが必要な場合のテクニカルサポート番号と新プロバイダー(NTT系列会社)のテクニカルサポートの番号まで添えていただき至れり尽くせりな対応に私は何度も感謝を述べ至福の時間を終えました。

………さて念には念をということで、NTTのテクニカルサポートに電話する私でしたが、時計を見るともう夕方。
プロバイダーのサポート時間が迫っていたこともあり、ようやく観念しNTTテクニカルサポートはあきらめ、ついに新プロバイダーへ連絡したのでした。

新プロバイダーサポートに、先ほども連絡したのち一旦旧プロバイダーとやり取りを経て今に至る経緯を説明、先ほどの録音されていたやり取りを聞き直し状況を理解したサポーターは、フレッツ光クロスはIPoE方式のため、それによる申し込みとプロバイダーによる回線工事に別途最大で10日ほどかかることを改めて説明頂き、この段階でようやくその仕様を理解、フレッツ光クロスに申し込んだ際に言われた『10日ほどかかる』の意味が繋がったのでした。

つまり結論としては、NTTのフレッツ光クロス回線工事が終了し、かつプロバイダーによるIPoE回線工事が終了することでネットが使えるということだったのです。おそらくこうした事案の問い合わせを多数受け続けてきた旧プロバイダーのカスタマーやNTTのサポートのお姉さんはきっとそうだろうとうすうす気づいていながらも、録音されている電話口で公言できない事情があったように誠に勝手ながら推察。

ともあれ、一日がかりでようやく一体どうしてネットが繋がらないかの謎が解けたことで私はほっと一安心。
プロバイダーの窓口の方からは、通常10日ほど頂いておりますが、今回はこの後すぐに取り急ぎ申し込むことでおそらく2、3日で開通するだろうという回答を得られ私的に大満足。

自分のこれまでの経験則から、きっと翌日中には繫がるだろうと高を括り、実際翌日にはそのようになったのでした。

最後にまとめ

今回年甲斐もなく右往左往してしまい本当に情けのない醜態を晒すことと相成りました。

実はあらかじめフレッツ光クロスについて、思いもよらぬトラブルに見舞われたという話をいくつも事前に見たことによる杞憂が自分の中にあったかと思います。

ただしかし今回、いくつか腑に落ちぬ部分が残っていることも事実。

まず一つ目、フレッツ光クロスはIPoE方式であることから、接続設定のほとんどが不要である文言が各公式サイトや設定ガイド等にほとんど見当たらず、接続できないのは設定ミスではないかと思いがちであるということ。

二つ目は、プロバイダーの説明により「V6サービスへの登録が必須である」(サービス名は少し違うかも)との説明があったが、一度目の電話の際には言及なく、旧プロバイダー側の問題ではないかと示唆された。

この時点で先に何かしらの申し込みが必要であり、まだプロバイダー側での工事もはじまってないとわかっていればその後いろいろな所へ連絡する必要もなかった。

二つ目の疑問点の補足として、公式サイト等の情報が自分で調べようにも一部古いこともあり、IPv6はプラン標準機能であり申し込みは不要と書かれてあったり、非常にわかりずらい。おそらくプロバイダーが提供するサービスであるコラボ光とwithフレッツで一部申し込み等必要な部分がややこしくオペレーターも瞬時に全部を把握できないのではないかと推察。

三つ目、これまで記してきた通り、私は並々ならぬ執念で一日を費やし調べ複数個所へ連絡しまくったことで、無事に翌日には回線開通となりましたが、おそらく何も行動を起こさなかった場合、最低でも10日ひょっとしたらその後連絡しなければずっと回線不通のままもありえたのではないかということ。

最後に教訓、何事も事前準備と下調べ。新たなサービスに申し込む場合ちゃんと疑問点を洗い出しておき漏れなく聞いてから行動する。結局のところ頼れるのは自分だけということ。

無事に新たな回線からこのようなとりとめのない文章を書いているところ。

以上、最後までお読み下さりありがとうございました。

これからのよきネットライフをお祈りいたします。

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なすの
ここまで読んでくれたことに感謝。 これからも書くね。