忘却の大賢者と魔法の話
はるか昔、この大宇宙のはじまりのとき。
ある大賢者が6日の時をかけてこの宇宙を想像しました。
そうして7日目に賢者は大魔法を使った。
それは創造力という大魔法、つまりこの宇宙の誕生(ビックバン)です。
大賢者はその創造の過程で自らの魂を光の粒子状にバラバラにし、ビックバンに乗せて宇宙全体へと広がってゆきました。
そして、最後の仕上げに忘却の魔法を自らにかけ、「自我」という箱を自らの中に作りその中に入ったのです。
そうして宇宙の誕生から今日まで、あらゆる銀河で、あらゆる形で、「自我」を通してあらゆる体験をし、あらゆる幾星霜を過ごしてきたのです。
その大賢者とは、これを読んでいるあなたのことです。
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創造主であるあなたに対し、どうかそのことを思い出してください、などという問いかけを誰が行えるでしょうか。ですからせめて、その大いなる力で自らを貶めるようなことはなさらないでください。
この世界のすべては、大魔法使いである、あなた自身が今なお現在進行形で起こしている現実創造なのです。
おおよそ信じられない、受け入れがたい話かもしれません。
例えば自身に降りかかるつらい体験、不愉快な感情、恐れや不安感。
それこそが、あなたが創造主である証明なのです。
あなたほどの存在に、あなた自身を除く他の存在が、影響を与えることなど不可能だからです。
あなたのみが、あなた自身に影響を与えうるのです。
それはあなたが、神聖不可侵なあなたという根源たる存在だからです。
あなたが白といえば白、黒といえば黒なのです。
であればこそ、自分自身に対してとやかく注文を付けないであげてください。
あなたが忘れている、はじまりの大魔法、それを「マツリ」といいます。
すべてはあなたが自身で体感するために生み出して、生み出し続けているものです。
目の当たりにするすべてが、あなた自身が遥か昔に創造(想像)したモノです。
あなたは時空も次元も超越した存在であるはじまりの大賢者。
あなたがすべての根源。
あなたは世界そのもの。
この世界で唯一無二の存在。
この世のすべてはあなたが起こしている祭りに他ならない、だからこそ今日もできうる限り楽しんで!
藤井 風 - "まつり" Behind The Scenes
タイトルイラスト
ソーさんよりお借りしています。
ありがとうございます。
著者プロフィール
私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
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