小さなことからコツコツやがて大きな夢
何かを必死に求めるあまり、かえって満たされない気持ちになってない?
不得手なことや未達成なことへの不満や、将来への不安を抱くことは?
そうした心の渇きや不満を理解することで、人生がそういうものであることを受け入れられるようになり、自己肯定感も高まりやすくなります。
自分自身を理解することは、心の静寂をもたらし。そして、本当の自分との対話を可能にする。大死一番、五十にして天命を知る、その前に気づいたってかまわないんです。
お金も土地も地位も名声も名誉も健康も何もなくても、あなたには鼓動と呼吸がある、そう思い当たるとき、やっとわかるのではないでしょうか。
今のままで十分。今ここにすべてがある、そう思えませんか?
あなたはあなた、もうそれだけで十分。
ただ生きて、呼吸している、それだけでも素晴らしいことですから。
人が生きるとは、ただそれだけのこと。
私たち人間も、動物や植物と大差ない存在かもしれません。
でも、ロボットではありませんし、人体工学や精神理論だけで生きているわけでもありません。
もっと大きな何かを探すために生きている。
まずは、そのことを思い出しましょう。すべてはそれから始まるんです。
新しい自分、本来の自分の想像
まずは身近な小さな夢から叶えましょう。
たとえば、最近ご無沙汰だった近所のスタバで新作の『花見だんごフラペチーノ』を飲んでみたら?
外出に惹かれないなら、お部屋に何か小物を飾ってみては?
『Amazonの新生活セール』は・・・もう終わっちゃったかな?
ともかく夢ってそんな風に、本当にちょっとしたことからでいいんだよ。
SNSでバズを狙ったり、お金になるとか、為になるとか、必ずしも有用じゃなくていい。
そうやって、自分だけの小さな夢を叶えていると不思議だね、なんだかそれまで全然思いもよらなかったことが、突然目の前にやってきたりする。
きっとそんな経験あるよね?
そんな日々を過ごせば過ごすほどに、どんどん自分の中から意欲がわいてきて、目の前の物事にひとつづつ精力的に取り組んでいるうち、やがて大きな夢への懸け橋が見えてくる。
寄せては返す波のように、紆余曲折、浮き沈みながら、人生は巡りゆく。
……始まりはいつだって小さなことから。
だからいきなり大きな夢に向かって走り出すのではなく、すぐに実現できる身近な目標を立てることからはじめよう。
「よしわかった、やるぞー!」「勢いが大事、気合いだ!」
でも、それちょっとまって、変じゃない?
だって、何かになろうとしたり、何かをしようと力むって、それ不自然。
大切なのは自然体、自分らしさ。
焦ることなく、自分らしさにいつも寄り添いながら。
であればこそ、周りの喧騒に惑わされないで。
外野の声はいつも大きい、でもそれはあなたの夢とは関係ない。
流行りものにすぐ飛びつく、つまりいやらしい心の現れ。
そんな暇があるなら自分の好きなことを素直にしよう。
結局はそれが最短距離で自分本来の道へと導いてくれる。
自己否定ではなく、新たな自分を想像し、実際に行動し創造していく。
人生とは、人が生きるとは、本来そういうものでしょう。
まずは本当の自分になることから始めなきゃ、何も始まらない。
今日も自分の好きなことで癒され、好きなことをして成長し、そうやって日々変化してゆく、ただそれだけの毎日。そんな人生を心地よいと思う。
自分が心動かされることをして、また他の誰かの心が動くのだとすれば、それは素敵なこと。
無理して特別になろうとしなくても、すでにあなたは特別。
いつだって、あなたが好きなことが、夢へと導いてくれる。
あなたが好きなことをいつも大切に。
好きなことをするためには、まず嫌なことを手放さないと。
それって怖いこと、不安なこと。
でも怖がらなくていい、その先にはあなたの夢が待っている。
……小さなことからコツコツと、自分のペースで。
自分を信じる勇気を、今ここに。
……では最後に、あなたに聞くね。
あなたのいまの夢は何ですか?