あなたという最高のストーリー 完結編
私はいつも馬鹿の一つ覚えのように、あるがままの自分を生きてくださいと言います。もしいつも読んでくださっている方がいたとするならば、もはや耳にタコでしょう。
でも言わずにはいられない、それが私のパッション(情熱)だからです。
他人の信念を奪うとは
多くの人は自分も社会に何か貢献したいと思い、学生時代は勉強を頑張ったりして、やがて就職すると思います。
そうなると会社の企業理念に基づいた社会的な貢献を行うことになります。その活動はとても素晴らしいものです。
でもどうか気づいてください。
それはあなたのモノではないのです。
他の誰かの考えたことであり、他の誰かの信念(生きる目的)なのです。
勿論その活動に心の底からインスパイアされているのでしたら構いません。
きっと今のあなたには必要なものなのでしょう。ときには他の誰かと夢を共同創造することも大事ですからね。
でももしわずかでも心の中にモヤモヤしたものがあるのであれば、それは兆しです。速やかに自分の心と向き合ってください。
答え合わせの時間
これよりやや飛躍したお話をします。
仮にあなたが憧れる人物がいたとします。でもその素晴らしい彼らも、あなたの思い描いた主人公の一人に過ぎないのです。
何故ならあなたのその目から映し出された先に見えている現象は、あなたの心の鏡写しの世界だからです。すべては投影の世界なんです、つまりあなたの心が見ている夢です。
あなたが憧れるどんなに素晴らしい人生も、世界そのものであるあなたのストーリーには遠く及ばないのです。
それらのあなたが素晴らしいと思っているものたちは、あなたというストーリーのほんのごく一部だからです。
あなたは自分で自らに様々な人生のモデルケースを見せ、提案し続けているだけです。そしてそのことに気づけないまま、そのいくつかの人生に憧れているのです。
これはある意味仕方のないことです、だって全宇宙最高の創造主の作品なのです、心奪われるのは当然でしょう。
ですが先にも述べました、他の誰かの人生を奪おうとしないでください。
何故ならあなたが監督で、自らが脚本したストーリーの中で、自分で配置した役者たちの役割を次々奪っているのです。
でもそのことに気づけないあなたは、一生懸命受験を頑張ったり、より良い会社に就職し社会のために頑張り、家族を大切にしたり、とにかく自分と無関係なことを頑張っているのです。
つまりは自分で作り出した世界で、自分のシナリオを滅茶苦茶にしているのです。
これらのすべてはあなたの中で起こっていることです。
それなのに何故、あなたがそのようなことをするのか。
それはすべてあるがままの生き方へと至る最短距離の筋道だからです。
可能な限り早くそのことに気づいて、自分本来へと戻るためです。
なにやら矛盾しているようですがこれが答えです。
あなたが見ている世界は鏡写しになっているので、すべては反対に反対に起こるのです。そしてそれさえもあなたが描いたシナリオなのです。
メシア監督へ
あなたがあなた自身の世界で遊び惚けている間、世界はとても奇妙なことになっています。だってそうですよね、世界そのもののあなたが、自分の世界の中でそのことを忘れてウロウロしているのですから。
この状況がどれだけまずいことかおわかりいただけるのではないかと思います。ですからもういい加減夢から覚めて現在空席となっている場所へとおかえりください。
そして私たちにあなただけの最高のストーリーを見させてください。
楽しみにしていますよ、監督。
よい休日を過ごされましたでしょうか、お疲れさまでした。
素晴らしい夢の続きが見られますように。
タイトルフォト
sis_lifeさんよりお借りしています。
ありがとうございます。
著者プロフィール
私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。