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正道を素直に歩む
人生には、ノウハウや攻略法のようなものはない。
誰も答えは教えてくれないし、あとから答え合わせをすることも不可能。
そもそも答えなんて初めからないということ。
誰も助けてなどくれない、その必要がないことをわかっているから。
困っているように見えて、その人にとって必要だからそれが起こる。
この世に被害者はいない、それは妄想。
他力本願はやめて、自力で生きないと。
自分で歩んだ後にできる道を正道と言います。
その道には良い悪い、高い低い、早い遅いも無い。
毅然とした自分だけの道。
その道が少しでも充実したものとなるように、みな頑張っているだけ。
自分のためだけに、自分らしくいるためにそうしているだけ。
自分以外の道に気を取られず、脇目もふらずそうしているだけ。
周りの人が構ってくれないのは、ただ単にみんな自分の人生で忙しいから。
だから誰にも遠慮せず、自分だけの人生を楽しめばいい。
仮に周りが色々言ってきても、彼らはまだそのことに気づいていないだけ。
気にせず構わず歩み続ければいい。
自分の目の前に現れた壁にだけ着目し、マイペースで臨み続けるのみ。
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人間100年
みんな短い人生で色々やりたがるけど、自分が納得できる成果がえられるのって、せいぜい一つが関の山。
何か一つのことを一生懸命するというよりも、そもそも人生が短く、何かをするには一日が短すぎる。その結果、できることが一つになっているだけ。
仮に一日が48時間になって、寿命が千年とかになれば、みんな全然違う人生を送るだろう。
まずは100年くらい色々なことをするだろう。
きっと世のため人のため、できるだけ役に立とうとするだろう。
次の100年は、きっとのんびり過ごすに違いない。
それまでできなかったことや、行けなかった場所に行くだろう。
それからは………どうするだろう?
あれ? もうやることなくない?
そう考えると、まんざら今の人生も短くはないのかもって思える。
何事も少し物足りないくらいが丁度いいものだしね。
………ではあらためて、人生について考えてみる。
少なくとも、私はこう考える。
自分がやりたくないことは、やらなくていいことだ。
自分がやりたいことは、やりたいこと、だからやる。
お金が必要ならできる範囲で働いて。
その日食べられればいい、その日寝られる場所があればいい。
明日は明日の風が吹き、明日は明日の私に任せればいい。
誰かのためなんて、そんな立派なことは思いもよらない。
こんな私だから、人と比べる価値すらない。
私は私以外にはなれないから、いつも自分でいたいと思う。
あるがままの自分が素敵だと、素直に自分らしく言いたいから。
生きる目的など、はなから必要ない。
ただ自分に鼓動があって、息をしていることに意味があることだから。
道行く先で咲き誇る花たちがそうであるように。
泥水の中でこそ咲く、蓮華のように。
ただ当たり前の毎日を、淡々と生きるため生まれてきた。
この世に自分はただ一人、そのことを今日も思い出す。
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