マインドデトックスの旅 4日目
今日は仲の良い友人とのお散歩。
東中野駅で待ち合わせをして、久々に顔を合わせる。
「元気〜?」という軽い挨拶に「ビミョ〜」と答え、「元気になるために会いにきた〜」と返す。
今日、一緒にお散歩する友人は、一緒にいて居心地がとても良いと感じる数少ない友人だ。そんな友人もカメラをしており、今日はお互いにフィルムカメラを持って足が伸びるがままに散歩しようと前から計画していたのだ。
目的地は東長崎駅近くにある「MiaMia」というカフェ。けど、電車で東長崎駅まで行って直接向かってはお散歩として楽しくない。友人の提案で一つ手前の駅で降りて、なんとな〜く、歩きながら勘を頼りに目的地を目指そうということになった。
散歩は本当に楽しい。いい運動にもなるし、だんだん心のモヤモヤも晴れるし、何より、偶然の出会いがある。
街を観察しながら歩き、たまに出会う、自分が心がトキメクものをレンズに捉え、シャッターを切っていく。
写真を撮るときに大事にしていることの一つで、なるべく「衝動」で撮るようにしている。
「こういうショット欲しい」とか「こういう写真はウケが良さそう」など誰かに求められるもの、誰かのニーズを満たすものを考えながら撮るのではなく、「良い!今!」って自分の心が動いたときにシャッターを「衝動」で切るようにしている。
仕事では、それが全部ではないけれど、そうやって撮った写真の方が僕個人は好きだ。
そういう「衝動」の感覚を養うのに「散歩」と「フィルムカメラ」の組み合わせはとても良い。
デジタルカメラだと、衝動ではなく、撮り漏らさないようにするために、いくらでも撮れてしまう。「今」という感覚が鈍い状態でたくさん撮ってしまう。
でも、フィルムカメラだとそうはいかない。
単純な計算で、1枚あたりデータにするまでに100円程度かかってしまうのがフィルムカメラだ(使っているフィルムにもよる)。しかも、ぶれていてもいなくても一枚あたりの単価は変わらないのだ。
だからこそ、その一枚に後悔がないように「理性」や「計算」ではなく「衝動」でシャッターを切るのだ。
脱線が過ぎた。話を戻そう。
今日の目的地であったMiaMiaには14時過ぎに到着。
昨日の富士見台トンネルも地域に根ざした良い空間・カフェだったがMiaMiaは、またそれとは別の地域の根差し方をしていた。
カルチャー雑誌「ポパイ」のコーヒー特集か何かの号で知ったMiaMia。
カルチャー雑誌に取材されるだけあって、もちろん、店内の空間がオシャレであることはさることながら、何よりも感動したのがコミュニティがこの場所を通じて形成されており、音楽やコーヒー、刺繍などの趣味を通じてコミュニティ内の人たちにとってここが生活の中の一部になっていることを確かに感じた。生活文化が育まれている感覚があったとも言える。
コミュニティの繋がりの強さを感じ過ぎて、一方で疎外感を感じなかったといえば嘘になるが、それでも、この場所がここを好きな人たちにとって居心地の良い居場所になっていることを肌で感じた。
MiaMiaの雰囲気を1時間たっぷりと味わって、お店をあとにした。
帰りながら友人に「ケーキ食べたい。自分を甘やかせに私は来たのだ。」と伝え帰り道の道中でケーキ屋さんを探し立ち寄った。
晩御飯の後の至福時間
友人とドラマを見ながらケーキの美味しさを味わう時間は幸せだった。
っというのを書いている最中にまた寝てしまって翌日の朝に書いてるマインドデトックスの旅5日目。
今日はあいにくの雨模様。
夜に4月にお世話になった設計事務所に挨拶に行く予定が特にない。建築か展示会かカフェに行くか。もしくは、ダラダラアニメを見るか。まぁ、時間はある。ゆっくり決めよう。
では、また明日の朝に。