No.71茶の湯の音【松風】を嗜む
茶道に使用される「釜」。
釜の湯の煮える音には「釜の六音」という形容があります。
千利休は、「釜の六音」のうち、「松風」がお茶に一番良いと仰せになっています。
今回は、「釜の六音」のうち、「松風」をゆっくり嗜みます。
「松風」。松林の中を吹き抜けるような音。
ヒュー。
毎日の喧噪から、少し気持ちを釜の音に耳を澄ませます。
ヒュー。
釜の音を聞いて「何かを感じ取らなければならない」と思う必要はないのです。
これは座禅と同じで、ただただ、目を閉じて釜の音に耳を澄ませます。
ヒュー。
今はただ釜の音に耳を澄ませます。
ただの湯の沸く音だとお思いでしょうけど、その感覚で良いのです。
今はただ、「松風」を存分に味わってください。
ヒュー。
noteは文章が主体となりますが、たまにはこういった音を嗜むのも良いことです。
ヒューヒューヒュー。
「松風」に何も求める必要はありません。あなたは、ただ、釜の湯を嗜んでいるという事実を受け入れるのみで良いのです。
ヒュー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?