4.MLMの基本
こんにちは!よしポンです。
前回、MLMの歴史ついてざっと振り返り、MLM企業について説明しようというところまでで終了いたしました。ですが、企業の紹介の前に
どういう仕組みで利益を出しているのか?
後から入ってきた下位のメンバーは儲けられないのではないか?
という疑問も湧いてきたと思います。
そこで今回はMLMの基本的な構造、利益を発生させる仕組み、本当に不利益を被ることはないのかなどを解説します。
まずはMLMとねずみ溝の違いをはっきりさせよう!
MLMというのは
製品を愛用してもらうことが目的です!
まずはMLMとねずみ溝の違いを簡単にまとめたテーブルを作成したのでご覧ください。
MLMは流通している商品があります。最近で言えば格安SIM、退職代行、購入代行、昔からあるのはサプリメントや化粧品、さらに大手企業から契約して扱っている商品もラインナップされています。入会金は相場で1~5万円、組織運営の為の月額費用が1万円以下です。
一方でねずみ溝は、商品が粗悪品である上に、入会金が10万円とぼったくり、さらに経費がかさんで合計20万円なんてことがあります。外国なんかで未だに多く、主宰者が逮捕されるニュースが取り上げられています。
みなさんが特に気になるのは収入構造についてですよね。MLMがスタート時期に依存しないと言われても、ピラミッドの頂点に立つ人が一番得する仕組みに見えますよね。そこで次は収入構造について具体的に説明します。
ねずみ溝の収入構造をみてみよう!
こちらの図はみなさんがイメージするねずみ溝の構造です。イメージの通り、このピラミッド式です。
仮にこの会社は商品を販売しておらず、販売員の入会金だけを取るとしましょう。ここで黄色にカラーリングされている人があなた自身だとしましょう。あなたから見て上位の人、つまり勧誘してくれた親をアップライン、あなたから見て下位の人、つまり直紹介した人をダウンラインといいます。あなたは二人の会員を獲得し、入会金を20万円ずついただきました。
あなたの手元には40万円入ります。しかし、アップラインに配当金を配らなければなりません。
配当金の比率に関してはまちまちですが、ここでは分かり易くします。元の入会金の5割を親の親に、残ったお金の5割を親に配当します。あなたの手元には5万円が残りました。
そして、あなたと同じラインの会員も同様に二人の会員を獲得するとします。配当金はご覧のようになります。
結果的にあなたには10万円、親には20万円、そしてピラミッドの頂点の親には80万円が手元に入りました。これがねずみ溝の悪質な手口です。この実態のないお金の流れは日本の場合、無限連鎖講の防止に関する法律によって禁じられています。人口は有限ですから、下の会員になればなるほど勧誘は難しくなり、損をする仕組みです。
それに加えてねずみ溝をやっている犯罪グループは、半強制セミナーの参加料、月の会費、ランクアップの為の費用も取ります。ですのでダウンの人間はとにかく赤字になります。
MLMの収入構造をみてみよう!
ねずみ溝では、下の人間から入会金を搾取していました。ここに販売の売上は反映されていませんね。それではMLMでは何がどう違うのかを見ていきましょう。
ここでMLMの歴史の復習になりますが、会員の販売手数料に加えて、販売員の売り上げにも販売手数料を支払って収益を得る仕組みでしたよね。
たとえばダウンの一人が格安SIMの販売売上が20万円だったとしましょう。そこから一番上の親まで販売手数料をそれぞれ10%支払われます。残ったお金は販売員の手元に残ります。
それぞれの手元には2万円の手数料が入りました。では、仮に全員が売上を20万円をあげたとします。その時の収益の結果はこちらになります。
このように、MLMは商品を売ることを目的としていることから、一番下のダウンが利益を得ることを可能にしているのです。加えて親は販売手数料の10%が売上に上乗せされるわけです。つまり、仮にあなたが何もしなくても、ダウンが頑張れば販売手数料は半永久的に入ってくるわけです。これが権利収入になるわけです。
この時注意したいのは販売する商品は愛用されるものです。これが役にも立たない10万円の壺を売っていたとしたら、マルチまがい商法になります。
最後に
今回は簡単なMLMの仕組みについて説明しましたが、いかがだったでしょうか。実は現在、MLMの収益方法は多様化しており、多くの種類があることをご存知でしょうか?こちらの解説はまた次回以降にお会いいたしましょう。かなり複雑なため不定期投稿になるかもしれません。ご了承をお願い申し上げます。
今後のラインナップ
・MLM企業
・MLMのコツ
・MLMに勧誘されやすい人
・MLMの収益方法
・ねずみ溝の歴史