ストレスのどこが栄養?
このまえある金融機関の方に、会社のこれまでの経営や事業展開のことを話していると、「強靭なストレス耐性ですね」と言われました。
これはたまに人から言われることがあって、自分としてはあまり真面目に受け止めて考えたことはなく、今回も受け流しそうになったところ、「どうすれば、そういう強いストレス耐性ができるんですか?」と質問されて、ぜんぜんうまく答えられませんでした。
『ストレス耐性』って、何なんだろう。。
忍耐力とか根性とか、精神論みたいなことしか思い浮かばないので、改めて調べてみました。『さまざまな形で人に及ぶストレスに対して、適応できるスキルや抵抗する力を示す指標のこと』ということみたいです。
自分としては、こういった『適応スキル』や『抵抗力』のことをあまり意識したことはありませんが、改めて思い返してみれば、自分も若いころはストレスに感じることが大嫌いで、逃げ回ってばかりでした。そんな私に、ある上司が『ストレスは栄養』と、教えてくれました。
そのときは「一体ストレスのどこが栄養なんだ?」という感覚でしたが、そう捉える『習慣』を叩き込まれてやってきたので、自分が気付かないうちにストレスフレンドリーに成れたのかも知れません。
ストレスは、だいたいが現状維持を選ぶ自分を許してくれません。
人がなにか新しいことを学ぼうとする(学ばないといけない)とき、ストレスが必ず付き纏います。メカニズム的には、そのストレスを避けて逃げたら何も学べなくて、逆にストレスを栄養にして乗り越えることができれば、新しい学びを得た『新しい自分』に出会うことができます。それが、その先にあるいろんな場面で自分のことを助けてくれます。
いつでもどこでも、小さくても大きくても、自分にストレスを感じたときが、自己成長チャンス(学びのチャンス)なんじゃないかな。
※お断り)身体や心を壊す恐れがあるような性質にあるストレスのことを言っていませんので、ご注意ください。