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【らんまん】一歩踏み出す…? 4/27感想【第4週・ササユリ】
「らんまん」第19回感想です。
今回は、竹雄♡綾の回でした。高知の夜の街を歩きながら、傷心の綾に思わず「綾さまをお慕い……」と言いかけてしまう竹雄。しかし思いとどまり「尊敬」と言い換えます。うーん、じれったいですね。。
でも綾は竹雄の手を取り、祭りの踊りの輪へと誘います。竹雄のドキドキがスローな映像で表現され、おばさんのわたしでも、思わずキュンとしてしまうシーンでした♡
一方、万太郎は早川に誘われ、中濱万次郎=ジョンマン(宇崎竜童さん)の家を訪れます。ジョン万次郎と牧野富太郎が実際に会ったということはなかったようですが、何かしらの影響は受けていたのかもしれません(今度調べてみようと思います)。
早川はオリジナルのキャラですね。万太郎は「自由」という言葉に大きく心を動かされているようです。
昨日の放送のなかで(盛りだくさんで書きそびれましたが)、綾は山道で可憐なササユリを見つけて、「ほんのり染まっちゅうがじゃね。うまい酒を飲んだときみたい」と微笑んでいました。失恋の痛手を、花の美しさでしばし忘れることができた、印象的なシーンでした。
自分も落ち込んだ時に、花に慰められたことがあるので、とても共感できました。
牧野富太郎の『植物一日一題』という本にササユリが出てきます。
このササユリは関西に多いユリで、関東地方ではいっこうに見ない。……その花の咲いている時分に山村の人が根を連ね十本ぐらいを一束にして市中に売りに来ていたが、今日はどうだろうか。
と、富太郎の郷里の佐川では、薬用として売られていたことが記されていました。ササユリの根を食べると痰が取れるといわれていたそうです。これは富太郎が子どもの頃のことと書かれているので、明治初期?の頃ですね。
私はササユリを写真でしか見たことがありませんが、ピンク色で、とてもかわいらしいユリですよね。もし自生のものを見ることができたら、私も綾のように見惚れてしまうだろうな…と思います。