「効率の良い勉強」の対極にある「探究学習」【Aflevering.238】
今日は最近担当させていただくことになったオーダーメイド授業(5歳プレクラス)の活動についてご報告させていただきます。
5歳が見せてくれた素晴らしい探究心
歴史が大好きな子たちに合わせたレッスンのご依頼をいただき、授業をさせていただきました。彼らは日本の歴史に興味があり、特に平安時代や戦国時代の話が好きなのだそうです。
2人は好きな武将の名前を漢字で書いたり、当時の人たちが身につけていたもの、食事などに興味があります。これぞ正に理想とする「日本語で学ぶ」です。好きなものであれば集中力が全然違います。それぞれみんなが好きなもので学び、日本語で楽しんでもらえたら何よりです。
「探究」は十分に育まれた興味・関心から生まれる
自分が好きなことは何か?
時間を忘れて没頭できるものはあるか?
授業では日本語の読み書きの基礎とは別に、「探究」をテーマにした学習に取り組んでいます。しかし、家庭や学校でも「じっくり考えたり何かと向き合い没頭する時間」が十分になければ、探究としてのテーマを見つけることは難しいです。
子どもたちの様子を見ながら「無駄のない効率の良い勉強というのが、最も探究からかけ離れたもの」ではないか?と最近強く感じるようになりました。
いろんなものを見て、いろんなことを感じたり考えることから、思考力や分析力、判断力などにつながっていくのだと思います。
特に、幼い間は興味を持ったことに没頭して欲しいです。その没頭した経験こそが本当の「学ぶ力」を育て、自分の考えを持てるようになるのです。
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