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教員時代の実践記録(2012~20)

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公立高校の教諭として勤めた8年間(2012.4〜2020.3)の記録です。授業実践やクラス運営における生徒たちとの関わりについて、自分が実践してきたことを書き留めています。これか…
公立高等学校での実践と経験を有料マガジンにまとめました。授業が成立しなくて悩んだり、働き方に疑問を…
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#IB教育

国際バカロレア(IB)の魅力と「逆向き設計」の見直し

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国際バカロレア(IB)を学び、公立高校の社会科の授業で何を変えたのか

(2025.2.22更新)前回は、私が公立高校の現場で働きながら、父親になったことがきっかけで、今の学校教育に疑問に抱き国際バカロレア(IB)のカリキュラムに出会った話をしました。  今回は国際バカロレア(IB)について学んだその後、私が勤務していた公立高校に戻り、どのように授業を変えたのかについてまとめます。IBというのは、簡単に言うと「探究や概念をベースとして学ぶ」のが特徴の教育です。IBがどういう学びなのかについては以下の記事を参照なさってください。 「木を見て森を

自立と探究を教育の根幹に

(2025.2.22更新)ここでは、私が2019年国際バカロレアのカリキュラムに出会い感じた魅力についてまとめています。探究をベースとするIBに出会ったことで、今の日本の学校教育に対する疑問が大きくなり、自分自身も探究できる人間になろうという気持ちを持ち始めたのです。 教員が一人の子の親となって学校教育の見方が変わる現場で感じていた今の学校教育に足りないもの  私は2012〜20年まで、日本の公立高等学校で社会科教諭として働いていました。教員生活はとても充実しており、忙し