人間と細菌・微生物は持ちつ持たれつ
2月19日 土曜日
皆様おはようございます、こんにちは、こんばんは
今週も早いものでもう週末となりまして、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒くなったり、あたたかかったり、また明日からもっと温かくなるようで(大阪)
先日は急に吹雪に見舞われましたが、短時間で済みまして、ちょっと「積もるかな?」と期待はしてみたのですが
さすが大阪積もらない。
地域によってはうれしくないことなのかもなので、あくまで私の乾燥ということでご了承くださいませ(笑)
さて、本日は今読んでいる本の話を少々。
今読んでいる本はこちら
「あなたの体は9割が細菌~微生物の生態系が崩れ始めた~」
という本です。
もともとは腸内細菌についていろんな本を読んでいるときに見つけたものでして、これは腸内細菌のみならず、そもそも人間と微生物ってどういう関係なん?
っていうことが書いてあります。
まだまだすべては読んでいないのですが、大体300ページほどあるので、じっくり読もうと思います。
簡単にかいつまんで言うと、私たちの身体というのは、人間という一つの生き物ではなくて、それは細胞が60兆だか36兆だかが集まってできた集合体であるわけですね、その集合体というのも細かく言えば細胞が集まっているわけです
その細胞一つにつき、9つほど細菌がいますよ~ということです、もちろん規則正しくすべての細胞にそんなについているわけではなく、たとえば腸内には集合してとても多くの細菌・微生物が存在しています。
これは人間に限った話ではなくて、動物全般に言える話です。
みなさんご存知、牛さん。
牛さんは草を食べますが、そもそも草って消化するのに非常に大変であり、身体に栄養を吸収するのって牛の基本性能では無理なんだそうです。
そこで、体内に微生物を住まわせ、その微生物が草の分解や吸収を手助けしてくれているわけなんです、微生物がいないと草食べても消化も吸収もあまりできずに排出するだけになっちゃうってわけなんですね。
これは人間でも同じで、人間って食べたものが胃に入ります、その胃では食物を溶かすことと有害なものを溶かすことが基本としておこなわれるだけの結構簡単な構造なんだそうです。
そのあと小腸に入るわけなんですが、そこからが本題。
胃でもある程度消化はできますが、それはあくまで「ある程度」のお話
小腸に入ってからは、先ほどの微生物の助けも借りて本格的に消化をして、小腸から体内へ吸収できる形へ分解します。
これは人間が自らの力ですべて行っていると思っている方もいると思うのですが、まったくそうではなくて、こんなことは腸内細菌がいないとできない所業なんです。
もう最近様様でございます。
人間も、牛もクジラもショウジョウバエもみ~んな「細菌」の助けを借りているのです。
もちろん、細菌がただ力を貸してくれているだけではなくて、細菌たちも私たちの身体に住み着くことでメリットを得ています。
腸内においては、もちろん多くの栄養が定期的にやってくるわけですし、いい感じに住みやすい環境が整っているので、彼らとしては最高の住処なんですね、しかも面白いことに、私たち人間一人一人みんな違う細菌叢を持っているそうです。
100人いたら、同じ細菌叢の人はだれ一人といないということ。
それに、例えば口の中にも多数の細菌が住んでいるんですが、数センチの範囲があったとして、そのうち9カ所の細菌叢を調べたところ、その9カ所それぞれに違う細菌叢が発見されたそうなんです。
数センチの中でもいくつもの細菌叢が形成されているのは驚きです、人間でいうと、アフリカの大草原とアメリカの山岳地帯の違いみたいな感じで、全然違うという。
私たちの大きさからすれば、そんな狭いところでそんな馬鹿な、と考えてしまうかもしれないが、細菌の大きさからすれば、私たちの身体やほかの動物の体はもはや惑星であり、宇宙に等しい大きさであって、しかもその惑星は常に変動しているという。なんともすごい世界だそうです。
いやぁ面白いですね、人間も細菌も。
それに、虫垂ってご存知でしょうか?
皆さんの中には虫垂炎というものになってしまったという方もおられるのかもしれませんが、一時期その虫垂って何してんの?身体に必要なの?という議論になったことがあります。
今も両論なのでしょうか?
この本ではそこにも触れていて、結論でいうと虫垂は「必要」であると
虫垂には先ほどの細菌が非常に多く集合しているそうで、例えば下痢や、他の感染症などで腸内が非常に荒らされてしまったときに、この虫垂に住んでいる細菌たちによって非常に早く腸内の細菌叢を再構築してくれるみたいなのです。
いわば、非常時の復興部隊とでも言いましょうか
なかなかに大切な役割を果たしてくれていることが分かっていますし、他の身体の疾患にも大いに関与しているとのことです。
いやはや、まだまだ知らないことだらけです、もっと勉強しないとですね!
これは治療にも活かせそうな知識なので、あとは、鍼やお灸によって、そして脈診を用いて、この細菌たちにどのような影響を与えることができるのか、この細菌たちをより活発に良い状態にしていくためにどうアプローチしていけばいいか
それらがはっきりすれば、非常に良い結果を出せそうです。
何かつかめたら共有しますね!
では本日は以上となります!
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