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体にカメラを入れるとかいう拷問


吉野についての記事はこちらから。


「上からと下から、2回カメラを入れるから!」


看護師さんから言われた言葉にわたくし絶句。


基本的に痛いこと、苦しいことが苦手でして。難病であるクローン病にかかって入院するまで毎回注射に異様に怯えていた人間でした。


すでにカプセル内視鏡という難関をクリアしてるとはいえ、カメラを体に入れるとかいう拷問はできるなら味わいたくないのですよ。

(カプセル内視鏡との戦いは以下の記事から)


私がやった検査は胃カメラと大腸カメラ、口からカメラとお尻からカメラでした。


「ほんっっとうに嫌なんですけど。」

「大丈夫!静脈麻酔でうとうとしてる間に終わるよ!」


当時私は中学生で小児科での入院だったので最初から麻酔がつけられていたのですが、


大人の方は静脈麻酔をつけずに検査することもあるようで…(父がそれ)、考えただけで震えます。


大腸カメラよりも胃カメラの方が自分的に怖かったのですが、麻酔があると聞いて少し安心。


「眠ったら終わるって、それなら大丈夫かぁ〜。」


そう思ってたのも束の間。



胃カメラ中に起きました。


もう大パニックです。
終わったかなと思って目を開けたらめちゃくちゃ検査中でパニックです。


「あ〜なるほどねぇ。」

「そうですねぇ。」


先生たちなにやら話してます。あの私、起きてます。


隣にいた麻酔科医みたいな方にめちゃくちゃ目でアピールしました、なんなら手とか動かしてみました。


「起きてるよ!起きちゃってますよ!」


そうアピールしてみましたが返ってきたのは無言の笑みのみ。


そして手を元の位置に戻されました。
私の渾身のアピール、無かったことにされたね。


あれは悲しかった。
どうすることもできるただ目をきょろきょろさせるより他ありませんでした。


後で同じ病気の子たちに聞いてみたところ、全身麻酔ではないので起きる子は起きるらしいです。


なんなら麻酔かけられてるのに眠らない子もいるそう。ですが事前に喉の麻酔をするのでそこまで苦しくないみたい…


確かにそう言われてみれば途中で起きましたが苦しさとかはなかったな。


いや、だとしても怖い。
できればもう二度とやりたくないなと思いました。(その後3回ぐらいやる)



続いて行った大腸検査は、検査自体はそこまで辛くありませんでした。


麻酔で起きることもなく、終わった後に何かあったわけでもなく。


ただ大腸カメラの場合は検査の前にしれんがあるんですよね。そう。

こちらの下剤を飲まなければいけないという点。


とにかく量が多い、そしてあんまり味がおいしくない、これが辛かった。


私の病院ではマグコロールというのとニフレックというのが選べました。


マグコロールはすごく良い言い方をすればスポーツ飲料っぽい感じです(でも結構嫌な甘さ)。


そしてニフレックは涙みたいな塩レモンみたいな感じの味ですね。


まぁどちらもちょっとできるなら飲むのを控えたい感じの味でして…毎回気持ち悪くなりながら飲んでいました。


ですがある時ふと閃いたのです、洗濯バサミで鼻をつまみながら飲んだらかなり楽だということに!


当時私がそのやり方で下剤を飲んでたら、のちに同じ部屋の子が下剤を飲むときに同じやり方をしてました(笑)。


味が苦手だ〜という方におすすめ。
あとなんかこれ飲むとだんだん寒くなってくるんですよね。なんでだろ。


胃カメラは直前楽ですが検査自体が少し怖い、

大腸カメラは検査自体は大丈夫だけど直前きつい、


こんな感じですね…できるならどちらもやりたくない。


もしいまどの検査をしますか?と言われたらおそらくカプセル内視鏡を選択すると思います。


それぐらいこの二つの検査をするのは少し嫌です…当分やることがありませんように(と願い続けて数年が経っております)。


『学校嫌い、勉強嫌い、子ども嫌いだった難病患者の私が学習塾の先生になった』#7



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