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吉田修一「橋を渡る」一言感想文
この物語は、響と凛の物語である。同時に、登場人物全ての物語である。そして、全ての人類にとっての物語である。当たり前のことかもしれない。どんなフィクションも、全ての世界線や次元の人類にとっての物語と捉えることだってできる。SFではありがちに思えるそんな主題を吉田修一が描くことの奇抜さの一方、吉田修一が描いてきた作品はどれもそんな作品だったような気もしてくる。僕たちが内向きに生きる世界は現実以上に選択の連続で、迷いと後悔に満ちている。自分ではない誰かがやった方がいい、自分なんかの選択が何になるのだろう、と自分が選択しない理由をくよくよと考え続けることもある。それでも、実は未来においては、自分こそが最も力を持つ存在であることに気づく。今起こす行動が、未来の多くの選択肢の分岐点になっていく。僕たちは正しさではなく、未来への希望によって、選択肢を選ぶことだってできるのだ。
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