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2024年8月に読んだ本たち
暑い夏、8月。
お盆あり、子どもたちの夏休みありで、家族と過ごす時間が多くなる。
熱中症の危険アラートが日々スマホに届き、なかなか外に遊びに行けない。
それが読書に影響するわけではないと思うが、今月は今のところ10冊を読み終えた。ここ最近ではやや少なめ。8月末までにもう1、2冊は読めるかなというところ。
ひとまず、今日が8月最終日曜日ということで、年間で84冊までのきろく。
75.『不完全な司書』
76.『100万分の1回のねこ』
77.『恋するために生まれた』
78.『さみしい夜にはペンを持て』
79.『ふたごの兄弟の物語』(上)
80.『ふたごの兄弟の物語』(下)
81.『カフーを待ちわびて』
82.『点子ちゃんとアントン』
83.『だから日本は世界から尊敬される』
84.『雨降る森の犬』
一番心に残っているのは、『さみしい夜にはペンを持て』。手元に届くまでのプロセスを含めて、現時点で今年読んだ中のイチオシ本。
マヤ暦仲間のブログやインスタで見かけたのが、知ったきっかけ。
著者は、『嫌われる勇気』で有名な古賀史健さん。
本の紹介文には、
『13歳に向けて書き下ろした「書くことで自分を好きになる」本』
とあり、日記がテーマになっている。
マヤ暦活動をしているシンクロニシティ研究会でも、日記(ダイアリー)を通じて自分と向き合うことを重要な柱にしているので、非常に気になった。
図書館で予約したが、70人以上の順番待ち。かなり先になりそうだけど、手元に来た時がタイミングだと思って待つことにした。
それがたまたまマヤ暦のオンラインで話している時、「こんな本があって」と画面の向こうで本棚から取り出されたのがこの本。読みたいけど図書館で予約したらかなりの順番待ちになったと伝えたら、「だったら貸しますから読んでくださいよ」とすぐに送ってくれたのだ。あたたかい手紙を添えて。
この本は、13歳の中学生でも親しめるように、タコの少年タコジローを主人公にした物語として書かれている。
自分を好きになれないタコジローが、ヤドカリおじさんと出会い、日記を通じて自分と向き合っていくストーリー。
・頭の中の思考が、言葉として表現されるプロセス
・しゃべることと書くことの違い
・考えるという行為の定義
・作文ではない、日記の意義
・豊かな表現のコツ
・感じたことの掘り下げ方
・書く日記から読む日記へ
などなど、
タコジローと一緒に思考の世界を冒険しながら、学びも深まっていくのが心地よい。大人でも楽しめるし、読んだらきっと日記を書きたくなると思った。
日記(ダイアリー)を書く意味、そして僕にとっては、マヤ暦を学ぶ意味にもなる言葉が、本を開いて最初に目にするページに書かれている。
それにも感動し、一人でも多くの人と共有したいと思った一冊。セッションでも「応援図書」として活用させてもらっている。
豊かな表現のコツは、日記だけでなく、小説を書く際にも参考になる内容だった。
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