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小一の壁と働き方と個性の関係性

子育てと仕事の両立において、皆さんはどんな悩みを抱え、どのように乗り越えようとしていますか?

先日、受講生の方々と「働き方」をテーマにしたミーティングを行い、特に「小一の壁」について議論を交わしました。

「小一の壁」とは、子どもの小学校入学を機に、親の働き方や生活スタイルが大きく変化することを指します。

保育園や幼稚園とは異なり、小学校、特に低学年は放課後の預かり時間が限られることが多く、特に母親にとっては、子どもと過ごす時間が減る一方で、仕事の負担が増えるという難しい局面となります。

印象的だったのは、5歳の息子さんを持つある受講生さんの事例です。

彼女の場合、近くに協力してくれる身内がいないことも、仕事と育児の両立を難しくしている要因の一つでした。

毎日の送り迎えから、急な病気の際の対応まで、すべてを夫婦だけで担わなければならない状況は、大きな心理的プレッシャーとなっているようでした。

息子さんからは「ママ、家にいてほしい」と切実な願いを伝えられる一方で、「いっぱいお仕事してオモチャを買ってね」とも。

この相反する要望に、彼女はいつも心を揺さぶられています。子どもの気持ちに寄り添いたい思いと、キャリアを継続したい願いの間で、バランスを取ることの難しさを実感されているようでした。

興味深いのは、この親子の性格の違いです。

息子さんは想像力豊かで気持ちの切り替えが早い性格である一方、母親である受講生さんは物事を深く考え、柔軟な思考が苦手で、子どもの言葉を必要以上に深刻に受け止めてしまう傾向があります。

この性格の違いが、仕事と育児のバランスを取ることをより複雑にしているように見受けられました。

働き方改革が進められている一方で、まだまだ現場では、育児時間の取得も周りに気を遣っているのが現実ですよね。

息子さんの個性を理解しながら、自分が優先したいものはキャリアなのか、子どもとの時間なのか?

さらに深い対話を重ねていく中で、彼女の潜在意識には現在の仕事に対する不満も存在することが見えてきました。

小学校入学のタイミングを機に、思い切って会社を退職し、自宅でできる新しい働き方も検討したいとのことでした。

子どもの気持ちに寄り添うことは確かに大切ですが、同時に親自身の気持ちに正直になることも重要です。

自分の選択に納得し、充実感を持って過ごせることが、結果として子どもの幸せにもつながっていくからです。

時には大きな決断が必要になることもありますが、その決断に至るまでのプロセスが、より自分らしい未来への道筋を示してくれるのではないでしょうか。

このような事例を通じて、子育てと仕事の両立は、一人ひとりの価値観や状況に合わせて新しい選択をしていくのが好ましいのだろうと思いました。

今後も、さまざまな立場の方々の声に耳を傾けながら、よりよいサポートの在り方を探っていきたいと思います。

今回のような親子の個性の分析に興味をお持ちでしたら、ぜひご相談ください。

それぞれの個性や大切にするものの優先順位の違いを理解することで、より良い関係づくりのヒントが見つかるかもしれません😊

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