【HSP】ポジティブとネガティブの役割
フレドリクソンという心理学者の
2004年に発表した研究によれば、
『ポジティブさとネガティブさの比が
3対1以上になった時に人は活気づく』
とされています。
単純に言ってしまうと、
ネガティブなこと1つがあったとしたら、
3つのポジティブをもつことを
心がける必要があるということになりますね。
それだけネガティブは引っ張る力が強い。
意識的にポジティブ要素を見ていかないと、
たやすくからめとられてしまう
ということでしょうか。
ポジティブとネガティブはバランスが大切で、
逆にポジティブ過多になってしまうと
不自然なハイの状態になってしまい、
反動がひどくなるとも言われています。
(躁うつのジェットコースター)
ポジティブ心理学という分野の本を読むと、
ポジティブ感情だけでなく、
ネガティブ感情にも役目があると気づきます。
ネガティブ感情の役割は、
などです。
ポジティブ感情の役割はどうでしょう。
などが挙げられます。
ひとつの感情があなたにとって、
ポジティブなものになるのか
ネガティブなものになるのかは、
状況によって左右されます。
たとえば、
愛情について考えてみますと、
ポジティブな感情のように思われますが、
執着や束縛を生んだり、
苦しみの種になるものでもあります。
私たちは日々あぶくのように生まれる、
感情と上手に渡り合う知恵が
必要なのかもしれません。
『EQ こころの知能指数』という
たいへん売れた本がありましたが
感情を上手に取り扱うヒントとして、
〇運動などでエネルギーを発散
〇認知的な工夫
(自分へのポジティブな声掛けなど)
〇リラクゼーションや音楽など、
積極的な感情管理
〇人との交流
〇趣味、買い物、旅行などの気晴らし
などが挙げられていました。
アルコールや薬、
カフェイン、食べ物などは、
あまり上手な発散にはならないようです。
自分の感情に気がついて、
理解をしたうえで、
思考と行動パターンをを変えていく。
ということが有効のようです。