【HSP】しなやかな私をつくる
「いまこの瞬間を味わう」
というのがマインドフルネスです。
マインドフルな状態の時、
ひとは思考のレンズ越しではなくて
世界を直接的に体験する、
と言ってもいいでしょう。
頭で言語化するのではなくて、
言葉にならない段階の気づきを
促すものだといえるかもしれません。
もうちょっと詳しく言うと、
いまこの瞬間に心を集中させる
+
判断せずに、ありのままを観察する
ということになるでしょうか。
繊細な方が自分を受け入れるために、
必要な「心もち」を育んでくれる方法です。
こうあるべきだ、といったような
現実をコントロールする思考を手放し、
あるがままに存在するだけでいいのです。
(これが思考でいっぱいの私たちには
結構むつかしく思えたりするのですが)
●マインドフルネスの効果
繊細な方は様々な情報をキャッチし
それに過敏に反応してしまいます。
神経が疲労しやすく、
エネルギーが枯渇した状態になりやすい。
「いまここ」にしっかりとつながることができると、
〇心が安定する
〇不安や苦痛を低減できる
〇自分の能力も発揮しやすくなる
〇自分の思い込みによる、
思考の迷路に入り込まなくても済む
〇充足感を感じることができる
といったメリットがあります。
内側がすっきりクリアになるんですね。
●「すること」モードから「あること」モードへ
私たちは生きているとどうしても、
「あれをしなきゃ」
「しなきゃいけないけどやる気が出ない」
「こんなんじゃだめだ」
……のように悶々しがちです。
頭の中は「すること」でいっぱいです。
マインドフルな状態を作ると、
「ただある」ことに意識が向くようになります。
意識の持ち方がスイッチするのです。
この状態を「あること」モードと呼びましょう。
「あること」モードを作れるようになると、
自然に集中力や意欲が増すので、
結果的にするべきことにも効率的になるのです。
思考や感情など、
私たちが無意識のうちにかたくなに
握りしめていたものは、
「あること」へとシフトすることで緩みます。
かたくなな心は、
柔軟性を取り戻して
おおらかでしなやかになってゆくのです。
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