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【HSP】ハピネス・アドバンテージに注目する
幸せはなにかを達成したあかつきに
得られるものではありません。
苦行に耐えた報酬でもありません。
成功したから幸せになれるのでなく、
幸せだからよい結果が生まれる。
逆の発想なのです。
私たちは幸せになるために
何かを得ようとしてあくせくしますが、
その順番ではなかったのです。
「いまこの瞬間に幸福を感じられること」
が充実した人生をつくってゆく。
ポジティブ心理学の分野では
これを幸福優位性
ハピネス・アドバンテージ
と呼んでいるようです。
幸福感そのものが、
優れた成果を生む源泉になるのです。
幸せな状態をつくることが
先決というわけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1642198256840-zOuJoKNLh7.jpg?width=1200)
幸福と感じている時、
ひとは頭の働きがよくなり
やる気が湧いてきます。
忍耐力が上がったり、
複数の仕事を同時にこなせたり、
作業を長く集中してできたりもします。
また、クリエイティブな状態になるので、
創造的な活動をする人にとっては
大切な要素だと言えます。
健康面でも免疫システムが強化され、
寿命も延びるという研究結果もありますから、
ハピネス・アドバンテージは
もっと注目されていってよいと思います。
何かを獲得したから幸せになるのでなく、
「幸せな状態でいる」ということが
ものごとを好転させていく。
幸せは「状態」なんです。
いまここで満たされてあることが、
幸福と繋がっています。
『お金をたくさん持っていること、
年齢や容姿、学歴などは、
実は幸福度とはあまり関係ない』
という研究結果があります。
もしお金があればあるほど幸福であるならば、
GDPの高い国ばかりが
幸福の指数が高いはずですが、
かならずしもそうなってはいません。
GDPが低いけれど幸福度が高い国
というのが見受けられるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1642198675676-8o0pYDN4yg.jpg?width=1200)
たとえば、
幸せの国と言われるブータン。
物質的でないことがらの中に、
幸せを見出しているのではないか
と考えられます。
精神性や心の在り方ですね。
では私たちはどうすれば、
幸せな状態を創り出せるでしょう。
いまここを感じる方法のひとつが
マインドフルネスです。
自分の内側に意識を向けて、
善悪の判断をせずに
静かに自分の状態を感じる。
「日々たった5分だけ、
自分の呼吸に意識を集中する」
というようなことでもいいんですね。
神経科学の研究では、
何年も瞑想をする僧侶たちは
左前頭葉前部皮質というところが
平均より発達しているのだそうです。
この部位は、
幸福感を感じる部位なのだそう。
僧侶のように本格的な瞑想でなくても、
数分間のメディテーションで
安らかで満ち足りた状態になるようです。
他にも、
○日光を浴びること
○適度な運動をすること
○意識して人に優しくすること
○自分の強みを発揮すること
など、日常の中で幸福度を上げる
いくつかのヒントがあります。
小さなことから、気軽に取り入れられそうです。