浮つかず、振り回されず
私、100年、生きるんだ。
そう書いて一晩明けた今朝。
冷え込みが幾分やわらぎ、冬の装いから
また軽装に戻って、ウォーキングに出かけました。
いつもの大木にあいさつ。
太い幹にぴったり手のひらをあて、
グーッと上を見上げてみる。
何メートルあるのかな。
てっぺんはかなり高い。
ここまで大きくなるのに、
何年かかっているのだろう。
どっしりと根をはり、遥か高く枝を伸ばし
びくともしない力強さで、
私を見下ろしています。
「そっか、お前も100年、生きたいか。」
大木から、そんな声が聞こえたような気が。
手のひらにざらざらした樹皮を感じ、
ゆっくりと幹のまわりを回り、
心の耳を傾けました。
降りてきた言葉。「浮つかず、些細なことに
振り回されずに生きろ。」と。
あぁ、そうだな。
あなたは立派なお手本だ。
静寂の中、その存在感だけで
私に諭してくれた大木。
しっかりと地に根をはり、
浮つかず、振り回されずに生きていこう。