何かで認められるとうれしいね

うちの小6息子は、ボルタリングというスポーツが好きなのです。好き…なのだが、やはり発達凹凸の特性が出ているからか、定型発達の子のようにスムーズには上達しないものです。
スイミングの時もそうだったのですが、後から入会した子の方が先に進級してしまい、自分だけ取り残されている、自分だけが認めてもらえない…という気持ちになって気持ちが揺れてしまうということはよくあるのです。

楽しいことがあると、身体が動いてしまって他人の話が耳に入らなくなる…のは発達凹凸あるあるですし、周囲の大人は対策を知ってくれれば対応できるのです。(例えば、うちの子の場合は多人数の中での指示が通りにくいので、１：１もしくは１：２くらいの少人数だったら指示が通りやすい…など)

しかし、合理的配慮を求められる学校ならばともかく、スポーツの世界で自分の子供にだけ指示の出し方を頼めるわけがありません(そんなこと言ったらモンスターペアレンツ扱いされてしまうｗ)。身体を動かすのが好きな息子にとっては、なんとも歯がゆいところなのですが、スポーツで上達して認められたいと思うならば、その時だけでも定型発達の子と同じように(少なくとも悪目立ちしないように)自分で気づいて気を付けられる処世術を身に着けないと難しいようです。

IQが標準範囲内の発達凹凸の子の場合、やはり在籍校は普通学級になります。(通級指導教室には通えるかもしれないけれど、デメリットもあり悩むところ)
普通学級だと、やっぱり明らかに「浮いてしまう」部分もあってどうしたものかと悩むのですが、私が住む自治体は支援学級は知的関連の子しか受け入れてもらえないのです。
なので、スポーツに限らず、どうにかして「悪目立ち」しないように生き抜く処世術を身に着けないと本人が苦しくなるのかな、と思います。

今、小学校では、図工の先生が息子のことを認めてほめてくれるようです(逆の言い方をすれば、ほかのジャンルでは褒められる要素が見当たらないともいえるｗ)。
誰か1人でもいいので、「自分のことを分かってくれる」という人に出会える運の強さを身に着けてほしいと思います(他力本願だけど仕方ないｗ)。