「分からない」「分かってもらえない」で、相手は心を閉ざしてしまう

10歳になるうちの子と一緒にいて、すごく学んだことがあります。それは、「相手に分かるように伝えるにはどうしたらいいか、を親は本気で考える必要がある」ということ。。。

「自分が言った=相手に伝わった」は傲慢である

よくある光景として、子どもを叱るときに「あの時言ったじゃない」って「それみたことか」的に使う発言。
これを聞くたびに、私は「相手が理解しているかどうかを把握せずに言い放っただけで自分は責任放棄なんですね」という風に解釈します。

「言った=理解した=その通りに行動しなかったから悪い」ってところまで飛躍できるってすごいな、と思うのです。

仮に忠告を「言った」として、意味が分かっているか(自分の意図が通じているか)確認していますか?
意図が通じたとして、その指示は現実的ですか?
そもそも、その忠告を受け入れるかどうかの権限は相手にあるってことを認識していますか?ってことです。

子どもは親の所有物でも分身でもない

プロスポーツ選手や芸能人になれなかった親が、子どもに夢を託してしまうあまりに子どもの希望を無視して突っ走る。まあ、中学受験にもありますよね。
そして、子どもは「親(特にお母さん)の笑顔のため」には頑張ってしまう子もいます。「子どものため」と言いつつ、自分の人生でやり残したことを子供に託す親は少なくないのです。(私の親もそうだったなぁ)

また、日本には「謙譲の美徳」みたいのがあって、自分の身内を下げて相手を持ち上げる人もいます。「自分の」子どもならば、どう扱ってもいいのかと思うときがあります。
他人の前で自分の子どもを平気でdisる人も珍しくありません。奥ゆかしい日本文化は嫌いではないけれど、他人の前で自分の子どもをdisる文化はそろそろ無くなってほしいと思っています。

希望を託すにしてもdisるにしても言えることですが、いくら自分たちの子どもだからって親の思い通りにはならない、親の願望実現の道具じゃないということです。

「分からない」「分かってもらえない」で、心は閉じてしまう

子どもとの会話で、私が意識しているのは以下の2点。

・子どもに分かるように必要なことを伝えているか
・「自分のことを分かってもらえる」と言うくらい話を聞いているか

必要なことを話すときは、子どもが分かっているか(私が意図したことが伝わっているか)
「それってどういうことだと思う?」子供の言葉で確認します。

あとは、なるべく子どもが話しかけてきたときは話を聞くようにしています。忙しいと「後でね」って言ってしまうこともありますが(それで聞くのを忘れてしまうことも)、意味が分からなくても「そっかー、そうなんだねー」って言いながら子供の心の中にある何か(モヤモヤしたものとかね)を出すお手伝いをします。
子どもは、話しながら自分の中で消化(昇華)していくのだと思います。そのうち、話さなくても自分で消化(昇華)出来るようになると思いますけどね。

人って、「意味が分からないことを言っている」と思ったり「この人は自分の言葉をを聞いてくれないんだな」って思ったら、そっと心を閉じてしまうのです。

うちも、子供が思春期になったら意思疎通が取れるか怪しいと思うので、今のうちにと思って心がけています。

【まとめ】人はそれぞれ、伝わりやすい方法が違う

これを子育て中に知ることが出来たのは大きな収穫でした。

私は、文字からの情報インプットは得意ですが、聞いたことを理解して覚えることがなかなか難しく、カウンセラーになろうと思ったのを諦めたことがあります(メモをせずに、聞いたことを覚えて頭の中でまとめて相手に戻すことが全然できずに挫折しました)。

それに対してうちの小5男子は、聞いたことは覚えているけれど書くのは苦手。文字よりも絵などで表現したほうが分かりやすそうだけど、私は絵が猛烈に苦手で、ちびっこの頃は結構大変でした。

自分と周囲の人(子供だけじゃなくて家族や仕事関係の人)の情報インプットの方法の違いを知っておくと、「分からない」「分かってもらえない」で心を閉ざされることも減るかと思います♪

かなり前に、WordPressブログに書いた記事ですが、参考になれば…




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