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こんな時こそ、親子の会話を増やして子どものアラームを察知する

「はやく以前に戻りたい」
小5息子がぼやくようになった。
そりゃそうだよね、学校では冷たい水で何度も手洗いさせられて
他の人の身体に触れると先生に怒られる(だから鬼ごっこも禁止)
給食は向かい合わせではなくて、前を向いて黙って食べるようになり
食事は楽しい時間では無くなってしまった。

大好きな電車に乗ることもできなくなり、冬休みの旅行もキャンセル。
テレビを見れば、やれ感染者が何人だの何時までにラストオーダーだのそんなのばかり。
どこまで我慢をすれば先が見えるのか分からない状態で、大人だってめちゃくちゃストレスなのに、子どもがストレスにならないわけがない。

ありがたいことに、私の仕事は(多少減っているとはいえ)いただけて無収入は避けられている。とはいえ、対面でのグループレッスンを取りやめているので思ったように仕事は出来ていないのだが、それでも、対面じゃないと成り立たない業種の人に比べたらオンライン化で何とかしのいでいるところはある。

小学生の遊びも「オンライン化」している。こちらはあまり歓迎されない「オンライン化」である。我が家も80代糖尿病もちの義父がいるため、自宅に息子の友達を招き入れるのはかなりためらわれる。近くの都立公園は遊具が一部閉鎖されてしまった。
そうすると、子どもはやはり寂しいため遊びのオンライン化は避けられない。男児の「遊びのオンライン化」の筆頭はフォートナイトである。
フォートナイトはニンテンドースイッチさえ持っていれば無料で始められるうえに、ニンテンドーアカウントを持っていればボイスチャットが出来る。

何時から何時までやるのか

これはご家庭の方針にもよる。一般的なご家庭だと時間を区切ってやったり宿題などを済ませてからゲームに参加する子が多いのだが、たまに朝から晩まで…正直言って「いつご飯食べて、いつトイレに行ってるの?」と聞きたくなるくらいのペースでフォートナイトに興じる子もいるのだ。

学校の担任の先生は「いじめは許しません」と言う。事情も理屈もよくわかる。しかし、こちらにも「友達を選ぶ権利はある」と言いたくなる時もある。親としては、朝から晩までフォートナイトに興じている子とはあまり仲良くなってほしくないという本音はある。
それを、それとなく小5息子に言ったら「親は子供の友達関係には口を出さないで」と言われた。親から見れば「…」な子でも、息子にとっては大切な友達なのだ。

そこまで言われたら、息子を信じるしかない。私に出来ることは親子の関係を可能な限り良好になるように心がけ、会話ができる関係性を保つしかないのだ。
コロナ禍で変わったのは大人だけではない。子供の遊びまで一変させてしまったのである。
感染者数が増えてしまって医療崩壊になっているというのも分かるのだが、長い目で見て子どもの成長を阻害しないような対策を打たないと、数年後にコロナが終息しても問題山積みの世の中になってしまうのではないかと思っている。


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