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大学のソウルフード!⑦北陸編

こんばんは。
大学のソウルフード巡り、関東地方は東京の周縁部を攻めていますが、まだ本丸には届かず…。
それはそれとして、先に日本海側を攻略していこうと思います。
多分、関西も攻めあぐねると思いますので(笑)。
前回はこちらでしたが、

今回は北陸です!


富山大学

富山では、野菜を炒めて薄焼き卵で閉じた「やさたまカレー」が人気。
大学の近くで食べることができるのが、こちら。

カリカット

50年以上の歴史があり、お昼は学生さんたちで込み合うお店です。カレーライス以外にもピラフやカレースパゲティなどのメニューもあるようですが、やはり、やさたまカレーが気になりますね。
ちなみに、やさたまカレーのルーツは大学からは少し遠い「かれ~屋 伊東」にあります。

もともと金沢発祥の「インデアンカレー」のフランチャイズから始まったとのことです。

富山と金沢の、文化的、資本的繋がりが深いなあというのを常々感じています。
もともと前田家繋がりというのもあるのでしょうが、通勤・通学ができる距離だというのも大きいのかもしれませんね。
岡山・高松の関係とも近いイメージです。
こういう都市間交通の関係は、東京だけを見ていたら気づきにくいところですね。

ただ、ラーメンでは、富山は独自色を強く持ちます。
言うまでもなく、富山ブラック。こちらでしょう。

西町大喜 西町本店

デフォルトで塩辛くパンチがありますが、卓上のブラックペッパーを追加でかけて刺激を楽しむ。
もともと、戦後におにぎりを持った労働者のために濃い味付けで出したのが富山ブラックの始まり。
私も富山出張の際に食べましたが、そこまでお腹が空いていなかったのでライスを一緒に食べることはできませんでした。次はリベンジしたいですね!

私のソウルフードである竹岡式ラーメンとも近い雰囲気があって、時々食べたくなります(こちらは漁師のまかない飯、そういう意味では勝浦タンタンメンと似ていますね)。
ちなみに、私が京都で働いていた時は、京都駅の中にある「麺家いろは」に通っていました。


最近の行列店はこちらの模様。やはり、二郎系強し…。

豚道場


ふん、わかってねーな!富山大生は別のラーメンを食べとるわ!
という方、是非情報お待ちしております!

富山県立大学

富山と高岡の間、射水市にある富山県立大学。
ずっとこちらのキャンパスのみのイメージでしたが、
看護学部が富山県立中央病院の隣に開設されて、複数のキャンパスを有するようになりました。

射水市のキャンパスのそばには、千成商店街といういい感じに昭和レトロな商店街があります。

そこにあるのが、こちら。

めん八 小杉本店

富山ブラックの老舗ですが、そこまで塩辛くなく、味わい深いとのことです。
以前富山県立大学に出張で行ったときには存在を意識しておらず、もったいないことをしたなあ、と。
千成商店街には、他にもカレーやカフェ、お寿司屋さんなど美味しいお店が多いようなので、また行く機会があれば次こそは!と思っております。

金沢大学

かつては金沢城内にあった金沢大学。

金沢城の石川門。別名「白門」。

金沢城と兼六園をつなぐ入り口にある石川門は、別名「白門」とも呼ばれ、金沢大学の別名でもありました。
ここで、「あれ?」と思う方も多いはず。
そう、「白門」を大学の別名にしている大学が別にある。中央大学です。
ただ、中央大学は「はくもん」、金沢大学は「しろもん」で、読み方が違うのです。
また、中央大学も金沢大学も、恐らく東京大学の「赤門」を意識しているのでしょう。奇しくも、東大の赤門は加賀藩邸の門だったという繋がりもあるのです。

旧制第四高等学校

そしてこちらは城のそばにある旧制四高。記念館になっています。
旧制高校、旧制医科大学、高等師範学校など、由緒正しい学校を母体に設立された金沢大学。北陸きっての名門大学ですが、山中の角間に移転しています。

現在の金沢大学

というわけで、大学の周りはあまりお店もないのですが、
山を下りて街中に戻ると学生向けのお店も多く、ソウルフードと呼べる店も残っています。

第7ギョーザの店

地元・金沢出身者も、金大出身者も皆、口をそろえてお薦めしてくるのがこちら。
金沢大学以外も、金沢市内の大学は山の麓や山の中にあるものが多いのですが、そうした大学間を行き来しようと思うと使うのが金沢外環状道路です。
道路沿いには郊外型の飲食店が多く並びますが、時折学生向けのお店もあります。その代表格が、こちら。いわゆる「ホワイト餃子」で、丸みを帯びた形の焼き餃子です。
もともとは千葉県野田市がルーツの食べ物ですが、それが金沢で人気店になっているというのも面白いですね。

ちなみに近くには、全国区の知名度を誇るゴーゴーカレーの本店もあります。

ゴーゴーカレー 金沢本店

こちらは金沢大学の先生の研究室にお邪魔した時、連れて行っていただきました。
金沢カレーは、カツがのっていてソースがかかっており、キャベツの千切りが添えられているのが特徴ですが、その特徴を全国に広めた店だと言えそうです。

ただ、「学生にとっては、こちらのほうがソウルフードでは?」という声があったのが、こちら。

カレーのチャンピオン 近江町店

近江町市場。大学からは少し遠いですが、金沢観光の際には是非訪れておきたい場所ですね。

あと、「ここは行っておけ!」とご推薦いただいたのは、こちら。

クック

地元で長年愛されている洋食屋さん。学生のソウルフードというよりは、金沢市民のソウルフードなのかもしれませんね。

また、金沢城にキャンパスがあった時代に通っていた方からはこちらをご推挙いただきました!

グリル オーツカ

金沢名物・ハントンライスで有名なお店です!!
ハントンライスはオムライスがベースで、その上に魚のフライやタルタルソースが載っているのが基本。
ラーメン二郎もそうですが、頂上に向かって立体感があるのでソウルフード味が強い料理だと思います!
金沢城内にキャンパスがあった時の卒業生の方の中には、金沢に着いたらまずこちらに立ち寄る、という方も多いとか。お店のお母さんに顔を覚えてもらっている常連さんも多いようです。

金沢工業大学

金沢市の隣町、野々市市にある大学。
教育力に定評があり、全国的にも高い知名度を誇ります。
金沢市内の大学と異なり街中にあるため、大学の近くにガッツリ系のお店が多いのも特徴です。

カレーのチャンピオン 野々市本店

先程も出てきた「カレーのチャンピオン」の本店です。
どうしてもカレーの話が多くなりますが、こちらを見ると金沢カレーのルーツがよくわかります。洋食がルーツなのですね。

こうして金沢カレーが生まれ、そこから富山のやさたまカレーも生まれた。
食文化の系譜は面白いですね。
もう一つ、野々市から面白い系譜をご紹介します。

マキシマムザラーメン 初代 極

二郎インスパイアですが、もともと野々市で創業された「池田屋」がルーツとのこと。池田屋は京都・一乗寺に金沢から進出して本店を移していたのですが、私も一乗寺の池田屋にはよく通っていました。
恥ずかしながら、二郎系でただ一回、完食を断念したのが池田屋を初めて訪れた時でした。

一乗寺・池田屋の巨大戦艦(2011年、20代最後の二郎系でまさかの敗北…)。

確かに、多いので気を付けてください、と言われましたが、二郎本店を知っている身としては何とかなるだろう、と高をくくったのが仇となりました。食っても食っても山はまだ高い。

「すいません…もう無理です…」

「大丈夫です、またお願いします!」

ありがとうございます、すいません…。
自分の甘さを知った20代ラストでした。

ちなみに、石川県といえばこちらは外せません!

8番らーめん

写真は高浜店

こちらは石川県の大学の、というよりも石川県民のソウルフードという感じでしょうか。炒めた野菜(ヤサイではないw)がたっぷり乗った、優しい味わいのラーメンです。

名前の由来は国道8号線だそうです

なんだか、書いているだけでお腹が一杯になってきました(笑)。
最後、福井県に参りましょう。

福井大学

北陸最後は福井大学です。
この流れで恐縮ですが…。

8番らーめん 福井大学前店

やっぱり福井でも8番が定番で人気のようです。
あとは、福井といえば…のソースカツ丼。

ヨーロッパ軒 大宮分店

この分店が福井大学からは比較的近いです。
ただ、繁華街にある本店もそう遠くはないので、そちらに行かれる学生さんも多いのかもしれませんね(そして、ヨーロッパ軒では、支店のことを「分店」と呼ぶのですね)。

私が福井に行ったときには、「みゆき分店」さんを訪れました。

2016年に訪問。

流石に名物、美味しかったです!時々美味しくない揚げ物を食べるとがっくりきますが、熱々のカツに染み込んだ甘みのあるタレが印象的な味でした。

あと、福井と言えば2025年には福井県立大学に恐竜学部(仮)が開設される予定です。
新幹線の開通も間近に迫ってきており、今後ますます盛り上がりそうな気配を感じる県です。

以下の大学などのソウルフードも募集しています!!
・高岡法科大学
・富山国際大学
・石川県立大学
・北陸大学
・北陸学院大学
・金沢星稜大学
・金沢学院大学
・福井県立大学
・仁愛大学
・福井工業大学

次で中部地方ラストです!


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