先人から引継ぐ自由

そうだ。
今の自由は、
先人が勝ち取ったもの。

朝ドラを10年ぶりにみてます。
日本初の女性裁判官　三淵嘉子さんを
モデルにした、虎と翼。

私の両親が生まれた頃は、
女は、裁判官になれなかった。
いや、女というだけで、
自分の思いも表にだせず、
好きな職業にもつけなかった。

先人たちの想いこがれ、
苦労して、勝ち取った自由を
私達は、引き継いでいる。

子どもの頃、母に
「女のくせに」とか、
「女なんだから」と、
言われて辟易し、
家事一切を免除されていた
兄との差に憤慨してた。
だけど、大正生まれの「女」に特別な制約が
あった時代に「母親」だった、
私からすると「祖母」に
育てられた私の母には、
至極当然な言動だったのだ。

頭では、わかっていたけれど、
時代を切り拓いてきた当事者の
ストーリーを見て、
少し理解が広がったのでした。

この自由を引き継いで、
私達がやれることは、
自分らしく生きること。

女性の人生がこんなに長くなったのは、
ここ数十年のこと。
女性の老年期の生き方を
私達が作っていく。
そんな風に「虎と翼」を見て
思うのです。