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情熱所長シリーズVol.23 ~相談しにくい上司になっていませんか?~

こんにちは!叱り方コンサルタントの吉田裕児です。
いつも情熱所長シリーズを読んでいただきありがとうございます。

前回は、自分の不甲斐なさに落ち込む情熱所長に、『落ち込むのは自分が成長しようとしている証拠だよ。だから、今を受け止めて、自分を許して、これから前進していこう!』と励ます吉田部長の話でした。今回は、どんな話になるでしょうか。

◆相談しにくい上司ってどんな人?

吉田部長
「情熱所長、少しは吹っ切れたかな?」

情熱所長
『ええ、少しは。あれからいろいろ考えたんですが、
私って相談しにくい上司じゃないかと思うんです!』

「ふ~ん、そう思うんだ!?どうして、そんな風に思うんだい!」

『吉田部長にいろいろ教えて貰って、やってみているんですが、部下が本音で相談してこない気がするんです』(汗)

「情熱所長の考えすぎだよ!と言いたいところだが、そう感じるのは、何か情熱所長にも心当たりがあるのかな?」

『よくわからないんです。どうすれば良いでしょうか?』

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◆完璧オーラを出している上司には近寄りづらい!

「私の経験だけど、なんでもできる完璧上司だと、近寄りがたい雰囲気がでるね!」

『そうなんですか!?』

「私も、昔、完璧主義者で、理詰めで部下を動かそうとしていたなー。私の上司だった人からは、“吉田は、もう少し利口馬鹿にならないと部下も話しづらいよ!“とよく言われたもんだ!」

『吉田部長が、ですか?信じられませんね!』

「当時は、どういう意味なのかわからなかったけど、今はわかるな!」

『どういうことなんでしょうか?』

「上司に完璧オーラが漂っていると、部下は自分の悩みを分かってもらえないと感じてしまうんだ。
ほかにも、[部下に関心なしの忙しそうオーラ]とか[部下を否定するダメダメオーラ]が出ていると部下は相談しにくいね!」

『なるほど、じゃ、どうすればいいんでしょうか?』

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◆弱みをさらけ出す上司には親近感を覚える

「そうだね。自分の失敗談なんかを話すことだね。成功談じゃだめだよ!例えば、“昔、君たちぐらいのとき、私もミスをしたんだ”というように言ってみると良いよ」

『自分の失敗談を話すんですね!』

「そう、私の場合は、20代の頃、地盤の高さを10センチ間違えて、当時の上司からこっぴどく叱られたなー」(笑)

『え、吉田部長もそんな経験があるんですか。でも、そのミス良くやりますよね!』(笑)

「そんな感じ。情熱所長も今、私に親近感を覚えたろ!」

『そうですね。なんだか、同じ人間なんだと感じました』

「そうだろ。人は弱みをさらけ出すと親近感を覚えるもんなんだ。ほかにも、なんでもできると強がるのではなく、自分ができないことは部下に教えてもらったり、助けてもらったりすると部下はもっと親近感を覚えるよ!」

『そうなんですね。できていませんねー』(汗)

「大丈夫、これから、これから。
それと、もし、部下に間違ったことを伝えてしまったときも、素直に“ごめん!”と謝れる上司は軽蔑どころか尊敬されるんだ!」

『へーそうですね。素直や誠実が大切なんですね。』

意気投合

◆上司のプライベートを知ると親しみが湧く

「もう一つ、自分のプライベートを話してみるといいよ!例えば、“昨日、家族でイタリアンに行って、美味しい料理とワインを飲んだんだ”なんてね」

『そう言えば、吉田部長は赤ワインが好きでしたね』

「そうそう、そんな感じで、情熱所長も私のことがわかったような気になって親しみを覚えたよね」

『そうか、自分のプライベートを話してみると、相手を知ることができて親しみが湧くのか』

「情熱所長も、自分の家族のことや趣味の話なんか部下に話してみると良いよ」

『はい、やってみます』

「まだまだ、相談しやすい上司については話したいことがあるけど、長くなるから次回にしようか」

『はい、わかりました。次回、お待ちしています』

さて、今回の質問です。
「相談しやすい上司になるために、どんなことをすればよいでしょうか?」

相談しやすい上司のポイント
・強がる上司ではなく弱みをさらけ出す上司
・教えて、ごめんが言える上司
・自分からプライベートを話す上司

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

拙著「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社を読んでいただけると、相談しやすい上司になることが出来ます。


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吉田裕児@人と組織を咲かせる人財育成コーチ
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