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新しいポジションで大切なこと!Vol.1 新米リーダーが陥る落とし穴!失敗悪循環モデルを回していませんか?
◆失敗悪循環モデルを回していませんか?
はじまり、はじまりです!
新年度がはじまり、多くのリーダーの方が、
新しいポジションで仕事をバリバリと進めてやろうと
張り切っているのではないでしょうか。
リーダーになりたてのころや新しいポジションでは、
どうしても、早く結果をだそうと思ってしまいます。
優秀なリーダーとして、早く認めてもらいたいので
その気持ち、良くわかります!
結果を出すことは一番大切なことなのですが、
実は、結果を出すには、順番があるんです!
私の失敗から、いくつかアドバイスします(笑)
◆結果だけを先に求めてはいけない!
リーダーになれば、「チームの目的はこうだ!」
「みんな、力を合わせて、頑張ろう!」と意気揚々と宣言します。
そして、「あれやって!これやって!」
「早くしなさい!」とテキパキと指示や命令をして
メンバーに結果を求めようとします。
ところが、メンバーの気持ちが、どうなっているかというと、
「この上司、私たちのこと全然考えていないじゃないの」
「この上司にはついていけないな!」
なんて、思っているのではないでしょか。
一方、リーダーはメンバーのそんな気持ちも分からずに
自分と同じようにメンバーも情熱と能力があると勘違いして、
自分の思ったように動かないメンバーにイライラしてしまいます。
◆リーダーがイライラすればメンバーは不安
リーダーがイライラすれば、メンバーは落ち着いてはいられません。
いつ怒られるんだろうと、不安になってしまいます。
そうすると、メンバーはミスをしないように
リーダーから言われたことだけをやる指示待ち人間になってしまいます。
また、ミスがあると自分の責任にならないように、
他人のせいにするようになり、職場の雰囲気は、ギスギス状態です。
これでは、メンバーの生産性やパフォーマンスは低下して
目指す結果を手に入れるどころではありません。
リーダーは、
「こんなに一生懸命にやっているのに!
どうしてなんだろう!?」と頭を抱えてしまします。(汗)
これが、新米リーダーの陥る落とし穴なんです。
リーダーがメンバーに最初から結果を求めると、
メンバーのできないところに目がいき、
「なんでできないんだ!」「もっと、早くしろ!」と
メンバーを怯えさせてしまう言葉を遣ってしまいます。
このとき、リーダーの顔も鬼の顔になっているかもしれせん。
これでは、鬼滅の刃の竈門炭治郎に首を切られてしまいますね。(笑)
いずれにしても、こんな風になりたくありません。
では、どうすれば望む結果を手に入れられることができるのか、
その方法をお伝えしていきます。
◆組織の失敗悪循環循環モデルとは!?
望む結果を手にいれる方法をわかりやすくするために、マサチューセッツ工科大学のキム教授が提唱している『組織の成功循環モデル』と、その逆の『組織の失敗悪循環モデル』を使って、そのメカニズムを紹介します。
まず、私も経験した『組織の悪循環失敗モデル』を紹介します。
リーダーになりたての私は、イラストのように結果を急ぐあまり、
「早く結果をだせ!」とメンバーに言っていました。
すると、部下の【関係の質】、メンバー同士の【関係の質】は、
「ギスギス、人のせい、言いわけ」という状態になってしまいました。
そこでも、懲りない私はメンバーに
「なんで言い訳するんだ!」と怒鳴り散らかしていました。
そうなると、メンバーは、
「失敗しなくない、自分のことしか考えない、どうでもいい」
というような【思考の質】になっていたのです。
ところが、メンバーのそんな気持ちに気づかない私はメンバーに
「そんなの自分で考えろ!」と冷たく言い放ちました。
メンバーは、「ああ、やってられない!」という気持ちで
「指示待ち、他人任せ」の【行動の質】になっていきました。
しかし、それでも、メンバーに鼓舞したい私は、
「もっと考えて行動しろ!」と拍車を掛けていました。
当然、これでは目標を達成できず、
リーダーとしての信頼も失っていきました。
しばらくは、この『組織の失敗悪循環モデル』を回し続けていることに気が付かずに頭を抱えていました。
さずがの私も、これではいけないと思い組織を活性化させるための書籍を読み漁ったり、セミナーに参加したりしました。
◆組織の成功循環モデルを回そう!
そこで知ったことが、マサチューセッツ工科大学のキム教授が提唱している『組織の成功循環モデル』です。関係の質をよくすると思考の質があがり、行動の質があがる。行動の質があがれば、結果の質があがり、さらに関係の質があがるとう『組織の成功循環モデル』に出会うことができました。
そこで、私はやっと自分は『組織の失敗悪循環モデル』を回していることに気づいたのです。(笑)
最初に、リーダーが関係の質を高めるの言動を行えば組織の中に信頼関係が生まれます。そして、メンバーも目的達成するために建設的な思考になり、望む結果を手に入れるために積極的な行動をとるようになります。
この組織の成功循環モデルを回していけば、私たちの目指す結果を手に入れることができるのです。
次回は、この組織の成功循環モデルの回し方をお伝えします。
今回の質問です。
~あなたは、組織の成功循環モデルを回していますか?
それとも、組織の失敗悪循環モデルを回していますか?~
次回に続けます!お楽しみに!(^^)v
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