なぜ、部下との対話が続かないのか?~対話が続く人と続かない人との違い~ 情熱所長シリーズVol.50
こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。
部下と対話を続けたいのに、挨拶だけで終わってしまったり、部下が何も話してくれなかったりして、その場で話が終わってしまったことはないでしょうか。
実は、昔の私は、対話が続かないことに悩んでしました。話し方が下手くそなのかと。
しかし、話し方が下手というより対話のときに大切なことを忘れていたのです。
今回も、自戒を込めて上司と部下の対話が進むように、対話の進め方について、吉田部長と情熱課長との対話から教えてもらいましょう。
では、今回のはじまりです!
対話は双方向のコミュニケーション
吉田部長
「情熱所長、人は正論だけでは動かいことを分かってくれたと思うけど、
これから、どんなことを心掛けていこうと思っている?」
情熱所長
『やっぱり、双方向のコミュニケーションですかねー』
「おー、いいね。双方向のコミュニケーションが重要だね!
じゃあ、双方向のコミュニケーションは、どうすればできるんだろうか?」
『そうですね、今まで教えていただいてる対話ですかね』
「そうだね、対話が重要だね。
では、対話がはじまるためには、どうしたらいいのかな?」
『まず笑顔、名前を呼ぶ、挨拶をするのSNHが大事だと』
(SNHはSmile,Name,Helloの略です)
挨拶のあとは、どうする?
「そう、よく覚えているね。さすがだね。
情熱所長は、挨拶のあと、どうしているかな?」
『えーと、そこなんですよ。
どうも、挨拶のあとに、どう話しかけたら良いのか分からなくて
そこで話が止まってしまうんです」(汗)
「そうかそうか。やっぱり、そこか。
私も昔、そんなときがあったよ。
だけど、最近は簡単な質問をしているんだ」
『え、簡単な質問をしているんですか?』
「質問と言うと、ちょっと硬く考えてしまうけど、
Yesで答えられる質問をするといいよ!」
『もっと、詳しく教えてもらえませんか?』
YESの答えで心を開いていく!
「例えば、今日は天気がいいね!?と言ってみる。
天気がいいのは、事実だからYesと答えられるだろう」
『そうですねー!』
「人は、Yesという答えをしていくと、相手に心を開いていくんだ」
『なるほど、Yesの答えができる質問をしていく訳ですね』
「朝の挨拶やオフィスなどで会ったときに、使ってみるといいね。
そして、いい天気ですね!の後に、
駅前に美味しいそうなパスタ屋さんができたね!
なんて言ってみるのもいいかもしれない」
『それなら、答えはすべてYesですね!』
「リモートワークの場合は、スポーツのイベントや時事ネタでもいいね。
“誰それが勝ったね!”とか“いろいろ世間が騒がしいね!”なんて話題も面白いと思う」
『そんな感じで話を進めていけば、部下も話しやすそうですね』
「そうそう、部下はそういう上司を話しやすい人だなと思うようになる」
『なるほど、話が続かないのは、Yesで答えられる簡単な質問をしてこなかったのかー』
「そんな対話から部下の調子や考えなども分かってくるし、
“ところで、仕事の調子はどう?”なんて上司も聞きやすくなる。
“そうですねー”と部下も答えやすくなっていく。
だから、対話も続くわけだ!」
『わかりました!対話を続けるポイント。
簡単に答えられる質問をやってみます!』
では、今回の質問です!
「部下がYesと答えられるのは、どんな質問ですか?」
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
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