断食明けの話
前の記事で、三月末に派遣切りにあい、無職になったと書いた。
一年で二度目の失職(笑)
実は、派遣切り宣告を受けた時、めちゃめちゃ嬉しかったのだ。(笑)
余程、前の仕事が嫌いだった証拠だろうし、日常生活のつまらなさから今年に入って軽くうつ状態になっていたのが一気に治り、俺は蘇った
仕事を失ったといってももうじたばたしても仕方がないし、俺はしばらく、貯金と失業保険で無職の境遇を満喫しようと思っている
そして、図書館で借りた本や、実際に買った本、またkindle unlimitedで毎日膨大な本を読んでいる。今日は別の事をかくので、そのうち読んだ本の紹介などもしよう
さて、前回は断食のことを書いた。
3日間、豆乳とほんのわずななハチミツだけで断食をしたと書いた。
控えめにいって、「大成功」の断食だったと思う
明けの日には、野口法蔵師という坐禅断食を指導する坊さんの本を参考に、大根の煮汁に梅干を溶いたものをドンブリ3杯飲み、生野菜(俺の場合はレタス、キュウリ、トマト、ニンジン)をバリバリ食った
野口法蔵師がいうには、
梅の酸が宿便を浮かし、その宿便を生野菜の繊維質で根こそぎごっそりとってしまう方法
だということで、インド式なのだそうだ。
ちなみに、野口法蔵師は、チベットで出家した。
彼の本に書かれている、チベットや日本にいる本物の仙人のような人の話がめちゃめちゃ面白いのでいつか紹介したい
野口宝蔵師がいうには、ただ断食するだけではまず宿便は出ないらしい。
通常、宿便がでるには一週間以上の断食が必要だといい、私は九日間した断食のときにも宿便はでなかった。
宿便がでるにようにするのに効果的なのが、断食に「坐禅」を掛け合わせることだと、彼の坐禅断食の本には書いてある。 これならば、3日間という比較的短い期間の断食で効果がでるという
というのも、坐禅が断食中でも神経をやわらげ、自律神経を調整してくれるからだ。
精神の安定は、腸にいいのだ。それが効果を倍増させるのだという
野口師の本には、
20分坐禅して40分休憩を1セットとして
それを一日10回ほど繰り返す方法が書かれていたが、私はそんなにストイックにせず、
朝45分×2回、夜45分×2回
の坐禅をした。
昼は好きなことをしたかったからだ
そして、今回は、宿便と言えるのかわからないが、溜まっていた便が下〇としてでた。
俺が「大成功」だったというのは、このような宿便とおもしきものは出て、しかも、その後、やたらと、体調が良いからなのだ(笑)
しかも、食事も少量でお腹いっぱいになり、しかも腹持ちが良い
次の日の朝には、筋トレを再開し、ジョギングをした。
身体が軽く、エネルギーが満ちているような感覚が朝からあり、一日中家で本を読んでいても、気分が鬱屈することがなく、読書が非常によく進むのだ。
私は、前回の記事で、
「断食は生命力を奪うので、これでは(岡本太郎がいうような)生命の爆発を起こすことはできないのではないか」
というようなことを書いた。
俺はとんだ自分の血迷いごとを言っていたんだな。
俺は、断食をしたことで、生命力が復活したのだ(笑)
これを修行の功徳といわずして、何と言おうかw
坐禅断食の本には、少食に徹することで、難病や不治の病を克服した人の話とか、自国の本もまともに読めなかった知能遅れの韓国人の少年が英語と日本語の本を6年くらいでスラスラよめるようになった話とかが載っている。
最近私の叔父がガンで亡くなったが、坐禅断食のことでも教えてあげてりゃよかったと思った
頭が良くなるなら、俺もこれから少食に徹してみようかなと思ったりもするが、断食明けて一週間経ってしまった今、もうすでにそのタガが外れそうになっており、食事量が元に戻りつつあり、また、断食中からその後しばらく穏やかだった私の世俗おけるあらゆる欲求もそれにつられて戻りつつある。
信仰心が深まれば、食事量は減るらしいが、俺はまだまだそんな段階ではないようだね