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5歳の息子のチキンドリア

「あーあ、チキンドリアの話してたら、食べたくなっちゃった」
なんの話をしていたかは、すっかり忘れてしまったけど、ぼくはチキンドリアが食べたくなっていた。

「それなら、ぼくがつくってあげようか?」
近くにいたつむぎがぼくのつぶやきを聞いていたらしい。

「え、作ってくれるの?」
「いいよ!」

ということで、つむぎがチキンドリアを作ってくれることになった。
ぼくの中では美幌町のえるぴすのチキンドリアが頭に浮かんでいたが、つむぎが作ってくれるのであればそれもまたいい。

そして、日曜日。
つむぎは幸枝さんを手伝う形でチキンドリアを作っている。

ぼくは、つむぎがやりかけのマインクラフトを進めている。
「それじゃあ、ご飯が炊けるまでつむは待ってて」
「これからチキンドリアを焼くからすこし時間がかかるよ」
幸枝さんから工程の中断を告げられるたびに、つむぎはリビングにかけてきて一緒にマインクラフトに取り掛かる。

現実では、チキンドリア、マイクラでは豪華な家を作っている。

チーズの焼けるいい匂いがキッチンの方から漂ってきた。

完成、つむぎと幸枝さんのチキンドリア(チキンはなかったからソーセージで代用)!

すごく美味しそうな見た目。
食べてみる。
熱い!でもうれしい、それに美味しい。

みんなで、つむぎと幸枝さんのチキンドリアをもりもり食べた夜だった。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂: 2歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、赤ちゃんからちびっこ怪獣に大進化。


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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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