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2歳児から学ぶプログラミング思考

プログラミング的思考とは?
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが 必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたら いいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に 近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

小学校プログラミング教育の手引(第三版)

「もういいかい!」

「もういいかい!」

櫂が読んでいる声が聞こえる。
今日も突如としてかくれんぼが始まった。
櫂は、「もういいよ!」というべきところを、まだ「もういいかい!」で押し通している。

ぼくも幸枝さんもそれぞれ作業をしながら、けん制し合う。
どっちがかくれんぼに参加するべきか。

「もういいかい!」

「・・・。だでぃといっしょにもういいかい!」

「だでぃといっしょにもういいいかい!」

ただの「もういいかい」ではうまく、ぼくと幸枝さんが起動されないことを悟った櫂は、あらたな命令文を加えてきた。

ぼく、か。

「どこかなぁ?ベッドかなぁ・・・?」

明確なプログラミングを行われたぼくは指令どおりに動かざるを得ない。

「みーつけた!」

「みつかちゃったぁ!」

ニコニコして出てくる櫂。

「こんどはだでぃかくれてー」

「うん、分かったよー」

ここら先は、無限ループの繰り返し構文が入力される。
より面白いアクション(ご飯やお菓子やiPadやにぃにがなにか面白いことをやっている)による強制終了が入らない限り、終わらないかくれんぼが始まるのだった。

櫂はいつだって自分が意図する一連の活動を実現してしまう。
うん、プログラミング思考ってこういうことだよな。

疲れて寝てくれるのも、重要な強制終了イベントです!

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂: 2歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、赤ちゃんからちびっこ怪獣に大進化。

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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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