第二子出産に伴い、はじめて妻抜きで息子と暮らすお父さんへ

昨日、出産を終えた妻と、誕生した二人目の息子が帰ってきた。待ちに待っていた長男は、もちろんママにあえて大喜び。その上、かなり落ち着きを取り戻した様子だ。

保育園も泣かずに行けるようになったし、家でも何も言うことを聞いてくれずに、途方にくれてしまうこともほぼなくなった。

やはり、ママがいないことが息子の全ての行動に影響を与えていたようだ。

はぁ、よかった。

妻がいない時の息子のまま、もうひとり子どもが増えたらどうすればいいんだろう？ぼくは、正直に言うと、大荒れの嵐の中に、逃れることもできずまっすぐ突っ込む小さなボートに乗っているような気持ちになっていた。が、それは杞憂だったようだ。

ママが帰ってきたことで、危険なゴジラ級怪獣だった息子はもとのミニラ級怪獣にまで戻ってくれた。そして、二人目の息子は本当に可愛い、そして軽い。ミニラと比べると綿あめのようなものだ、どれだけ抱っこしていてもどうということはない。

きっと今も地球のどこかで、はじめて妻と離れて凶悪怪獣と化した息子に対峙しているお父さんがいるはずだ。そんなお父さんは、途方にくれ、前途に暗雲が立ち込め、二日前のぼくのような気持ちになっているかもしれない。

そんなお父さんに伝えたい。

「大丈夫、妻が帰ってきたら、赤ちゃんは小さくて可愛いくて綿あめのように軽いし、ゴジラ級怪獣に変貌を遂げてしまった息子も、きっともとのミニラ級怪獣に戻ってくれます。だから大丈夫、あと数日、なんとか乗り切って」