オホーツクでの子育ては、列車の時間に左右される
もうすぐ3歳になる息子つむぎ。好きなものは乗り物、特に電車をこよなく愛している。最近では頻度が減ってきたが、週末はぼくか幸枝さんと列車に乗るのがお決まりの過ごし方だ。
今朝、
「れっしゃにのりたい!」
久しぶりに来た列車に乗りたいコール。そうかそうか、じゃあ10時52分美幌発の列車に乗るか、と頭に入れる。
しかし、今日は違った。
「あかいせんのれっしゃ」
なに、赤い線、石北本線ではなく釧網線か。釧網線に乗るとなると話は変わる。釧網線の場合、いつも乗っている北浜駅から斜里方面が10時40分発、網走方面が9時34分発。「UDON NEXT」でうどんを食べたいという幸枝さんの要望も満たすことを考えると9時34分発、網走行きに乗りたい。
したがって、にわかに忙しくなってくる朝8時の吉田家。我が家から北浜駅までは車で40分くらい。つむぎが車にすんなり乗らない可能性を考えると8時45分には家を出たい。ぼくは早朝に畑でやってきた仕事の後片付けに飛び出す。幸枝さんは朝の洗濯。つむぎはテレビを見ながらごろごろ。慌ただしい。
8時半、ダッシュで作業を終えて戻ってくると、幸枝さんとつむぎは身支度を終えていた。洗濯はやむなく断念することになったらしい。8時45分、車に乗って北浜へ。今日はぼくがドライバーで、幸枝さんがつむぎの横に座る。
しばらく前にiPadを使用禁止にしてからというもの、車の中はつむぎとその横に座るぼくか幸枝さんでいつもにぎやかだ。今日は次に見えるトラクターの色あてクイズで盛り上がっている。
9時30分より少し早く北浜駅に到着。青い空、青い海、涼しい風が心地よい。ワクワクしながら列車を待つつむぎ。
9時34分、釧網線に乗り込む。網走駅まで車で移動する幸枝さんと別れを告げて、「あれはなに?」「これはなに?」「トンネルはどこ?」「いつおりるの?」と列車タイムを満喫。
終点の網走駅、念願のディズニーランドにでも行ってきたような満足気な表情で
「あしたはママとのる!」と言うのだった。
久しぶりの列車はとても楽しかったようだ。
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