つむぎとお散歩からのじゃがいも培土
「じゃぁ、いく!」
「え、どこいくの?」
「おさんぽ」
早めの朝食後、登園まではまだ時間がある。つむぎ、ひさしぶりにこども園前のおさんぽを要求。
「うーん、どこいくの?」
「おとなり!」
「そうかぁ、いくかぁ」
どどどどっと裏玄関に走っていくつむぎ。あとをついていくぼく。玄関を出て、いつもどおりアンパンマンの三輪車にまたがるつむぎ、後ろを押すぼく。
「朝のパトロールだね」
「うん、パトロール」
家の敷地を出て左に曲がり少し坂を登る。すぐに目的地のお隣の農家さんのお家だ。ちょうど倉庫から出てきたお隣さんを見つける。つむぎは嬉しそうだ。実はぼくもちょっと相談したいことがあった。
「おはようございます」
「おはよう、お散歩?」
「はい、お隣さんに会いたいって」
「そうかそうか」
「実はぼくも相談が。じゃがいもの培土っていつやるものです?」
「うーん、人によるけど、うちは定植のときにそのまま培土もできるようにしてるよ」
「そうなんですか。じゃあうちもやったほうがいいのかな」
「そうだねぇ。畦間は2尺4寸?」
「そうです」
「そしたら、トラクターに培土羽付いてるから使う?」
「いいんですか?ぜひ!」
つむぎのお散歩のおかげでぼくも相談ができ、1つ悩みが解消した。つむ、お散歩に誘ってくれてありがとう。
こども園の時間になり、つむぎを送り出す。作業着に着替え、もう一度お隣の農家さんへ。お言葉に甘えてトラクターごとお借りして培土作業をさせてもらう。
畑に付き、慎重に培土羽付きのカルチを地面に突き立てる。ゆっくりと発進。進むに連れて後ろにはかまぼこ状の畝。「おお、こんな感じ、こんな感じ」
二度掛けして、培土完了。次は除草剤かな。
お隣さん、いつも本当にありがとうございます!
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