やっぱりプチぷよが最高
照りつける太陽、ちょっとした農作業でも汗だくになってしまう。
「はぁ、あついなぁ」
袖で汗をぬぐいながら向かう先は野菜ハウス。一番手前に植えてあるミニトマトが真っ赤になっている。
一つもいで、口に入れる。
「はぁ、うまいなぁ!」
最高の一休みだ。
去年まで、ぼくがまず口に入れていたのは「Mr.浅野の傑作」だった。その名に恥じぬ、傑作のうまさの中玉トマト。美幌に来て先輩農家さんの家で食べて感動したトマトだ。
しかし、今年は違う。
手を伸ばしてしまうのはいつだって「プチぷよ」。ぷるんとしてつやつやとした見た目。さわってみるととても柔らかい。UHA味覚糖のコロロのようなイメージだ。グミ好きな人以外にはまったく伝わらないかもしれないが、そんな感じなのだ。
口に入れてみる。柔らかな噛みごたえ、少々の弾力の後に、薄い皮がプチっと弾ける。口の中に広がる丁度いい甘み。うまい。
もうこれは、トマトと言うよりさくらんぼだ。それも、美味しいさくらんぼだ。ぼくだったらさくらんぼコーナーにプチぷよが並んでいたとしても、なんの違和感も感じずにプチぷよを手に取るだろう。
一つ食べ終わったぼくは、もう一つ、もう一つ、とプチぷよをもいで食べていく。
ひとしきり食べて満足したら作業に戻る。来年はもっとつくろうと心に誓うのだった。
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