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雑草と泥臭く戦うことを決めて、むしろスッキリした話
4ステージ目までは、順調にブロッコリーの収穫ができていた。
しかし、5ステージ目に入り、生育にばらつきが増え、成長せずに老化してしまうブロッコリーも増えてきた。
病気が出ている様子はあまりない。
今年のテーマの1つ、早め早めの相談を実践するべく、農業改良普及センターに連絡。
早速見に来てもらうことになった。
そして、畑へ。
普及員さんの言葉。
「こ、これは、すごい雑草ですね……。ここまでひどいのは見たことないです……」
「ですよね……」
「病気や虫が出ているわけでもなさそうだし、生育が悪い原因はまず雑草だと思いますね」
やっぱりね……。
気づいてた。
一応確認と思って来てもらいましたが、やっぱり雑草が問題ですよね。
定植直前に、耕起もしているし、カルチもかけてはいる。
何ならホー除草もしたりしている。
でも、草、草、草、なんですよね。
一度草原にしてしまったつけがここまで大きいとはなぁ。
まあ、でも嘆いていても仕方ない。
草だらけの畑である現実は変わらない。
カルチだけでなんとかするなんてスマートな方法は無理だと分かった。
もうここは、諦めて、気合を入れて、泥臭く人力で除草をしていこう。
よく言う「テデトール」というやつだな。
そう心に決めて、バイトに来てくれているみなさんといっしょに、数ステージ後のブロッコリー畑の泥臭い除草に取り組むことにした。
これまでどちらかというと目をそむけていた。
でも正面から立ち向かってみると、やった分だけきれいにはなる。
畑がきれいになった分だけ、ぼくの心持ちもスッキリする。
これからはもう、雑草と泥臭く戦おう。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
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