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5年ぶりに日本を見下ろせる場所に行ってきた

北海道に移住する直前。ぼくと幸枝さん、そしてまだ幸枝さんのお腹の中にいたつむぎは、東京を離れる記念にスカイツリーに登った。

そこから見下ろす夜景に、東京の人の多さとこれから始まる日本の北辺での暮らしをぼんやりと思いを馳せた。

それから約5年。また、日本を見下ろせる場所に行くことにした。今度は、すでに4歳になっているつむぎと、当時は影も形もなかった櫂が一緒だ。

久しぶりに登るスカイツリーは相変わらず混んでいた。予約システムが充実しているため、それほど待たずに登ることはできたがなかなかの人の多さだ。

エレベーターを降りて、眼下に広がる東京の風景。

やはりすごい。見渡す限り建物だらけ、ビル、マンション、そして時々一軒家。ものすごい量だ。

この膨大な建物群もオホーツクと同じ大地の上にあるというのがなんだか不思議だ。基本的にアスファルトに覆われていて、ほっておいても雑草だらけにはならないのだろう。

つむぎは、眼の前に広がる景色を結構楽しんでいるようだ。それ以上にカフェで買ってもらったアイスを楽しんでいた気もするが。


櫂は、エレベーター待ちでぐっすりと眠ってしまった。なので、展望台の風景はほとんど見ることができなかった。それでも帰る直前で起きて、高い場所にいることがなんとなくわかったらしくよろこんでいた。

5年前、正直不安も大きかった美幌町での暮らしは今のぼくらにとっては当たり前の日常になっている。まぁ、農業はまだうまくいっていないが、移住してよかったこともたくさんあると思う。その最たるものが、うるさくもかわいい2人の子どもたちだ。

この先うまくいくかは正直まだ分からないが、あのとき自分たちで決めて行動したことは良かったと思う。

悩み続けることに、ただただ時間を浪費すること以外の意味はあまりないと思っている。

この先も決めて行動して、それを納得できる選択にできるように生きていこう。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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