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2歳の怪獣には『無為自然』

幸枝さんも合流したので、今日ももちろんお出かけ。
つむぎが楽しみにしていた鉄道博物館だ。

今年は、なんと車移動。
電車の乗り継ぎがなくて、はぁー、らくぅー!

と思ってスタートしたのだが、最初から2歳の怪獣の雲行きが怪しい。
わずかな期間、車に乗らなかっただけなのに……、チャイルドシート耐性が0に補正されている……。

キャーキャー騒いで、チャイルドシートからの大脱走を試みている。
横で迷惑そうなつむぎ。

車移動も楽ではないのね。
道も混んでるし、自転車が車道を爆走しているし……。

1もめ、2もめ、・・・もめを経て、鉄博に到着。

駐車場からエントランスまで、もちろん怪獣は好き放題。
縁石が気になってみたり、葉っぱが落ちているの発見したり。
全く前に進まない。

この怪獣なら、ゴジラと違って、東京湾に出ても東京都心にはなかなかたどり着かなくて安心かもしれない。
いや、スカイツリーに興味を持ってしまったりしたら大変か……。

このまま時間を取られていると、つむぎの機嫌も悪くなり、予定していた早めランチ計画も頓挫してしまう。
仕方なく抱きあげて先行する、幸枝さんとつむぎを追いかける。

すると、怪獣が本領発揮。
「おりーるー、おりーるー」
「あっち!あっち!」
バシバシとぼくの顔を叩いてくる。

あぁ、先が思いやられる……。

暴れ怪獣を肩に抱えて、レストランに到着。
すでに混んでいて、つむぎも機嫌が悪くなってきた。

そうだ、カバンに食べ残しのグミがあった。
グミをつむぎと櫂の口に放り込んで回復をはかる。

なんとか食事を終え、ようやく博物館を見て回ることに。

「幸枝さん、別行動しよう。ぼくは櫂を見てるから、つむぎとまわってあげて」
「そうだね」

つむぎの満足度を上げるために、怪獣は好き放題させるため、別行動を決定。

そこからは、比較的順調に鉄道博物館を楽しむことができた。

2歳の怪獣は制御しようとしてはいけない。
制御なんてできやしないのだから……。
自然の赴くままに、怪我や人への迷惑だけは気を付けて無為自然。
子どもと一緒に鉄道博物館に向かい、老荘思想にたどり着くのだった。

解釈違いか?

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂: 2歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、赤ちゃんからちびっこ怪獣に大進化。

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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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