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とうもろこし畑の魔界開拓
いつの間にやら、とうもろこし畑の広い畝間に魔界が広がっていた。7月頭にカルチをかけてなんとか退治できたと思っていたが、それはただの時間稼ぎに過ぎなかったようだ。
40手前の中年勇者は、聖剣刈払機を片手に、魔界の入り口に立つ。
エンジンをかけて、いざ出陣。
![](https://assets.st-note.com/img/1660482861468-vDkVcM4sZU.jpg?width=1200)
とうもろこしはこの一ヶ月で大きく育った。そして、その畝間の雑草も大きく育っている。
一歩一歩、刈払機を振り回しながら進んでいく。たまに、雑草だけでなくとうもろこしまで借り倒してしまうことがある。
「すまない、君の犠牲はむだにしない」
倒れたとうもろこしに気をとられることなく、前へ、前へ。
勇者の両耳のブルートゥースイヤホンからは「ゆる言語学ラジオ」のポッドキャストが流れている。テーマは「ベスト方言グランプリ」。
ぼくの中で方言エピソードといえば、「ガンピ」と「鳥の子用紙」だ。前職でチームを組んだ富山県民と愛媛県民がそれぞれ使っていたこの言葉。あれは、本当に伝わると思って話していたのだろうか?
ぼんやりと昔のことを思い出しながら、前へ、前へ。
今日は全体の4分の3を切り拓くことができた。
とうもろこし畑の魔界開拓はまだ続く。
![](https://assets.st-note.com/img/1660482940892-qa5lTwmF3z.jpg?width=1200)
そろそろ収穫かなぁ
noteを読んでくれてありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した3人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
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