見出し画像

コラム 「夏休みのおすすめ! 佐久間町の休日」

【むかしむかし発行していたメルマガの記事から】 
今では浜松市になってしまった旧佐久間町に遊びに行った時のお話。今では道もよくなって、そんなに時間がかからなくなったけど、大好きな北条峠の蕎麦屋も佐久間レールパークもなくなってしまって、悲しい。(泣)

コラム(BGMは宇多田ヒカルの「Traveling」をどうぞ。)
「夏休みのおすすめ! 佐久間町の休日」
by 吉田柴犬(当誌編集長)

 仕事の関係で、何度か行ったことのある佐久間町なんだけど、昨日、家族で出かけてきましたので、ご報告。ファミリー向けだけど、デートにもいいと思います。

 佐久間町までは浜松市内から約2時間弱。遠いけど、それだけの価値があるいいところです。天竜市→龍山村→佐久間町という順番で着きます。

 行く途中、秋葉ダムのところから左に折れて、ちょっと寄り道。川沿いに7キロぐらい狭い山道を登っていくと白倉峡に到着。駐車場に車を止めて、坂と階段を100メートル以上下っていくと、大きな石と清流にたどりつく。ここは紅葉の名所らしいんだけど、新緑の頃や、夏もおすすめ。夏は水際だと涼しくて、別世界。水がきれいなだけで、なんでこんなにうれしいのだろう、と思ってしまいます。子供連れの家族が水着で泳いでいたのはびっくり。水が冷たかったけど、豆柴もパンツで水に入って大喜び。大人だけの時は、足首をひたすぐらいにしておきましょう。(^_^.)

http://www.sbs-np.co.jp/shimbun/stone/isi011125.html

 佐久間町にようやく着くと、また山道に入って、狭い坂道を15分ぐらい登ると、前にも紹介した「佐久間町民俗文化伝承館 そば処北條峠」に到着。ここは佐久間町が移築した民家を使って、蕎麦を食べさせてくれるところ。土日祝日しか営業していない。というのは、平日にはお客さんが少ないんだろうし、お店のヒトも、近所のおばちゃんが交代で担当しているみたい。

 メニューは蕎麦だけ。ご飯つきが900円、蕎麦だけが700円。夏休みの日曜日なのでほとんど満員と混んでいて、驚く。注文してお金を払って、縁側でぼーっと待っていると、まわりはセミの鳴き声だけで、心地よい風が吹いてきて、素晴らしい環境。大量のお客をさばくことに慣れていないおばちゃん達に蕎麦まだ?とか聞くヒトはこんなとこにきちゃいけません。待つのも贅沢な感じすらします。蕎麦は素朴で美味しい。ご飯は混ぜご飯、作っているこんにゃくや、とじくり、という名前の素朴な味わいのお菓子まで、大変美味しくいただきました。ここは予約すれば蕎麦打ちも体験できるみたい。

http://www.pref.shizuoka.jp/nousei/ns-34/spot/houji.htm(閉店)

 せっかく来たんだから、川で泳ぎましょう。地元の方に教えていただいて、中部(なかべ)の商店街を通り過ぎたところ、佐久間高校の横に浦川キャンプ場の近くで泳ぐことにします。さだかではないけど、大千瀬川というのか、大きな川なんだけど、流れがほとんどなくて、子供連れでも安心して、泳げます。時々、飯田線の列車が通ったりして、いいですね。家族連れでかなりにぎわっていましたが、地元のヒトも多いようです。いかにも佐久間の若者、という感じの男の子の背中にはTATOOがあって、LOVEとFACKと彫ってありました。FUCKの間違いではないのか?と思いましたが、本人に聞いてみるのはやめました。(^_^.) あ、中部商店街も味わい深さではかなりのものがあります。特に中程のおもちゃ屋さんは柴犬の子供の頃を思い出します。(^^)V

 今回は立ち寄らなかったけど、ぜひ行きたいのが飯田線中部天竜駅に隣接する鉄道の博物館「佐久間レールパーク」。駅の入場券140円が入場券になっているのも雰囲気ですね。特に鉄道マニアというわけではない柴犬ですが、懐かしい列車の本物がたくさん展示してあって、中にも入って、椅子にも座れたりするのは面白いです。お約束の鉄道模型もあるし、展示物もなかなか興味深いものがあります。夏休み中はけっこう混んでるけど、普通の時は人もいなくて、さらに味わいぶかくなります。疲れたら、食堂もありますので、五平餅あたりで休憩というのもおすすめ。

http://www.jrtokai.net/railpark/(閉園)

 これだけ遊べれば、お子ちゃまも、彼女も満足してくれるはず、です。帰り道は来る時よりは早く帰れます。その他、途中のおすすめスポットは、船明ダムの近く、相津マリーナではボート遊びが出来たりします。今度は佐久間ダムにも行ってみようと思います。【柴】

佐久間町のサイト http://www.enshu-net.or.jp/sakuma/

BI-WEEKLY E-MAIL MAGAZINE "HAMAMATSU SHOPPING &DINING GUIDE
" HAMASUDORI"
隔週刊メールマガジン 浜松ショッピング&ダイニングガイド「浜州鳥」
発行日: 2002.07.21 発行 第138号

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?