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地域観光経済の起爆剤×行動経済②

地域観光経済の起爆剤①

2020年7月4日
吉田行動経済研究所noteの記事で、
地域観光経済の起爆剤×行動経済の記事を、
書かせて頂きました。
この時はピークエンドの法則を使って、
観光産業の強みを発揮しよう!
と言った説明をさせて頂いたのです。
旅館側が最後に提供出来る
〝五感のチャンス〟が「朝食」
その朝食を活用して最後に好印象を残すことで、
忘れられない体験を植え付ける
と言う単純な事です。
ピークエンドの法則を考えた宿泊施設と、
ピークエンドの法則を考えない宿泊施設では、
どちらが生き残ると思いますか?
と書いていますが…
「言わずもがな」ですね。

海なし県

実は私、
全国津々浦々と言うほどでもないのですが…
島根県と、
鳥取県意外の件は、
全て各都道府県へ行った事があります。
殆ど仕事ではあるのですが…
その土地土地で、
旬の美味しいモノを食べるのが大好きなのです。
皆さんそうかもしれません。
そして私は、
生まれが関西の滋賀県の田舎です。
滋賀県は日本一の大きな湖はありますが…
海が無い県
ですので、
海の幸はかなりテンションが上がります。
ちなみに滋賀県の代表的な食べ物と言えば近江牛です。
近江牛は歴史も深く、
とても素晴らしい肉質であります。
基本的に肉は大好きですが、
美味しい魚に出会った時ほどの感動が無いのです。
これは海なし県人だからなのかもしれません…

その土地で食べる旬な食材

海なし県で生まれた私が、
地元を除く全国44都道府県に行った時、
「その土地で旬な美味しいモノ」を食べる!
と言う事を一つの目的とすれば…
自ずとアンテナが反応します。
地方の方に聞けばほとんど間違いがなく、
かなり安価でネタの良いお店を教えて下さいます。
そんな私が過去最高に食べて感動した魚があります。
食べ物は好き嫌いが人それぞれあると思いますので、
あくまで私見です。

私が今まで食べた中で一番美味しかった魚とは

私が今まで食べた中で一番美味しかった魚…
実はその魚は、
10月~3月が最も美味しいとされています。
脂がのっていると言うことですね。
他人からすればどうでもいい話かもしれませんが、
食べた事が無い方には、
何としても食べさせてあげたい!

と思いますし、
鮮度の良い状態で別の地方で食べられるか?と言うと、
まずモノが入って来ないでしょう!
昔より冷凍技術が格段と上がったので、
今では多少は出来るかもしれませんが…
それでもなかなか厳しいのではと感じます。
その魚とは!
「メカジキの刺身」なのです。

メカジキ(気仙沼)1

三陸沖で獲れた絶品

メカジキはご存知でしょうか?
スズキ目・メカジキ科に分類されるカジキの仲間です。
特徴は「吻(ふん)」と呼ばれる、
前方に突きだした部位
です。
剣のように鋭く尖った形状をしている為に、
漁の際は、
船上で切り落としておくのが通常だそうです。
気仙沼ではカツオ・サンマと並んで、
ブランド化
しようとされています。

メカジキ(気仙沼)

どう猛かつ狂暴

メカジキを漢字で書くと、
「女梶木」や「目舵木」となるそうです。
説明によれば…
「舵木(梶木)」という言葉は船の用材を指し、
凶暴な性格ゆえに舟板を突き通す
という意味で“ 梶木通し” と呼ばれたからとの事。
驚異的な速さで海の中を泳ぎ、
最速は時速100キロ!
前方に突きだした部位「吻(ふん)」が、
海の中を猛スピードで襲って来ます。
エサとなる小魚にぶつけて気絶させたり、
鋭い刃で切り裂いたりして捕まえますので…
猟師にとっても命がけとなるのです。

漁の手法

メカジキ漁は、
テレビでも見たことがある!
と言う方がいらっしゃるかもしれませんね。
【突きん棒漁】と言うのがインパクトあります。
こちらです。

メカジキ漁(気仙沼)

漁船の先に立ち三叉の銛(もり)である、
「突きん棒(つきんぼう)」を構える「突き手」と、
見張り台の高みから魚影を探し、
突き手が射やすいように舵を操る「舵取り」が、
力を合わせ息の合ったコンビネーションこそが、
この漁の成果を決めるそうです。
その他は【延縄漁】もありますが、
以下のURLで見て下さい。
参考:気仙沼メカジキ

気仙沼産メカジキ

世界三大漁場の一つ、
「三陸沖」
から獲れる豊富な海産物気仙沼産メカジキ!
気仙沼港はメカジキの水揚げ量が日本一です。
今も思い出すだけで…
よだれが出てきます。
気仙沼市魚市場の生鮮メカジキ水揚げ量は、
全国の魚市場70%のシェア
を誇るのです。
とにかくお刺身で食べて頂きたい!

メカジキ(気仙沼)2

白身で淡白そうに見えて実は…

写真にあるように、
メカジキの色は白身がかっています。
しかし!
背の部分では、
「マグロのトロ以上」の脂のノリ
があり、
腹身に関しては、
「大トロ以上」の脂のノリ
で、
あっさりしていて口の中とろけるのです!
一度食べれば多くの方がファンになると感じます。
グルメレポートではありません(笑)

現実はそんなに甘くはない

テーマは「地域観光経済の起爆剤×行動経済」です。
地元では当たり前のように、
プロモーションを仕掛けていると思います。
食べ物に関しては、
人それぞれ好き嫌いがあります。
吉田行動経済研究所の所長として、
連続で130日以上毎日投稿して来た中で、
「この記事を書く」と言う意味。
全国44都道府県を回ってきた中で、
海なし県の出身者が、
美味しい魚と出会った時に感動すると言う中で、
今までの人生で一番美味しく、
大切な仲間と食したいと思う魚が・・・
「私はメカジキ」だと言う事
なのです。
しかしどれだけ発信しても、
一つの食材だけで地域観光経済の起爆剤になるか?
となると…
そんなに現実は甘くない
のを皆さんは知っています。

地域観光経済の起爆剤×行動経済②まとめ

「人は感情で行動する」
短いですが行動経済の定義です。
地域観光経済の起爆剤!
とデカデカ書いていますが、
人は人生にストーリーを求めています。
人生はドラマティック
なのです。
より一層求める時代となって来ました。
ピークエンドの法則を活用して、
地方の食べ物を含めた旅の物語…
「どんなお客様層」に向けて、
「どんな物語」をイメージさせる事が出来るか?

圧倒的な情報化社会突入だからこそ、
拡がりメディアと
深まりメディアを活用
する。
それがYOUTUBEで出来るのです!
コンテンツ×インフラの役割を理解する事で、
圧倒的に飛びぬける事が出来るのです。
地域観光経済の起爆剤は、
ほんの少しのエッセンスで結果が変わる!

他が理解する前に、
いかに早く本質を学び実践するか?
ココに掛かっているのです。

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