見出し画像

②ハミングは3種類ある!?

ハミングをしてみてください。

多くの方ができるのではと思います。

ひらがなの/ん/と一緒ですね。

ハミングが、
ひらがなの/ん/なんだと言うのも、
新しい気付きかもしれません。

しかし、ご存知ですか。

ハミングは、実は3種類あります。

/m/ /n/ /ng/ です。

なんか違うけど、
どれもひらがなの/ん/ですよね?

そう、実はひらがなの/ん/って
厳密には3種類の音があるんです。

実際に試してみましょう。

ひとつめ。

「にほんばし」

と言ってみてください。

このときの、
「にほんーーー」で伸ばしてください。

唇が閉じて、
/m/の音で作られるハミングです。

ふたつめ。

「にほんとう」

このときの、
「にほんーーー」で伸ばすと

舌先が上の歯の裏側にくっついて
/n/の音で作られるハミングです。

最後、みっつめ。

「にほんばし」

このときの、
「にほんーーー」で伸ばすと

舌の奥と軟口蓋がくっついて
/ng/と書ける音で作られるハミングです。

えーーーほんとだーーーって
思いませんか?
面白いですよね。

そして皆さん気づきましたか?

これ、後ろの発音によって
違う/ん/が作られているんですよ。

厳密には、
/ん/の直後の子音によって
変わっています。

「にほんばし」は
/ん/のあとが/b/ですね。

/b/は唇で作る子音なので、

それにあわせて
同じく唇を閉じて発音する
/m/になっている。

「にほんとう」は
/t/ですね。

/t/は舌先と上の歯の裏が
くっついて発音するので、

/n/になっている。

「にほんかい」は
/k/です。
舌の奥が動きますね。

その舌の奥で作られる/ん/が
/ng/という子音なので、

連動するというわけです。

ちょっとだけ
残念なお知らせなんですが、

これ、外国人からすると
アタリマエジャン
って話らしいですよ。

日本橋の駅に行ったら
ぜひ英語表記見てみてください。

Nihonのnが、

Nではなく、

Mになっています。

実際の発音に
合わせているんですね。

ちなみにこういう表記を
ヘボン式といいます。

こんな聴き比べなんてできないよー
と思うかもしれないですけど、

すでにみなさんできてますよ。

すくなくとも、

まみむめも
なにぬねの

どちらの子音なのか
聞き分けできますよね。

なぜ母音が入ると区別できるんでしょう?

面白いですね。
きっと訓練なんでしょうね。

さて、ここまでで
僕が伝えたいことをまとめると、

鼻が関わる子音は
/m/ /n/ /ng/の3種類ある
ということ。

それぞれほぼ同じ動きをする
別の子音もあるということ。

この辺理解すると、
更に鼻が関わる発声の
解像度が上がってくるのです。

そして、

よく歌いこんでいる人なら
感じたことあるかも知れません。

子音によって、
歌いやすさってぜんぜん違いますよね。

完全に人によりますが、

/m/だとなんかこもる、とか
/k/だと音がひっくり返る、とか

例えば、

/m/がこもってしまうなら
/n/にすると、

少し明るくなるかもしれません。

/k/でひっくり返るなら
/ng/に変えたら、

楽に出せる可能性があります。

歌詞の一部を
子音の知識取り入れるだけで
歌いやすく調整できるということです。

こういった現象は、
口腔内の様々なバランスの変化が
関係しています。

そして
このような指導を成立させるためには、

子音の仕組みを理解することが
超効果的です。

少しずつ、
鼻と歌声の関係について
見えてきましたでしょうか?

何かフワっとした情報だなーとか、

もっと「こうすれば鳴る!」
みたいな情報はないの?
と感じる方は、

この良くわからないのが
ガチのボイトレ情報っぽいと
頭の片隅に置いておきつつ、

僕のBRIDGEの
ショート動画にお越しください。

誰かに刺さるかもしれない
表面的なボイトレアイデアを
楽しくたくさん見れるので、

そこで自分に合う方法を
探してもらえればと思います。

BRIDGEのショート動画には、
このような知識が
色々と使われています。

さて、

まだ鼻腔共鳴的な話が
できておりません!

そろそろ本題に入りたいと思います。

※YouTubeの内容を読んで学べるようにまとめた記事になります。動画はコチラ

ボイトレノウハウの大黒柱から
知る必要がある場合は、

最近まで秘伝のタレ扱いだった
「ボイトレ超重要ノウハウ」を、
期間限定、無料公開しています!

ぜひ公式LINEにご登録ください。

今なら無料LINEに登録&勉強会で、
有料級特典「ミックスボイス徹底解剖」も
プレゼント中です。


いいなと思ったら応援しよう!