小久保よしあき ボイストレーナー

科学的ボイトレ / ミックスボイス研究 / ボイトレYoutuber / Vocology in Practice認定ボイストレーナー / 元VTアーティストデベロッパー / 元SLS認定ボイストレーナー / 元WEB広告代理店コンサル

小久保よしあき ボイストレーナー

科学的ボイトレ / ミックスボイス研究 / ボイトレYoutuber / Vocology in Practice認定ボイストレーナー / 元VTアーティストデベロッパー / 元SLS認定ボイストレーナー / 元WEB広告代理店コンサル

最近の記事

歌声の癖は7ボイスタイプ?

ボイストレーナーの 小久保よしあきです。 人から人へ知恵が受け継がれ 多くのものが進化してきたように、 ボイストレーニングも 進化していくのだと思います。 僕の知識は 決して完璧ではないけど、 喜んで活用してくれる人には 全部伝えていきたい と思っています。 ~~~~~~~~ さて今回は、 4ボイスタイプについて もう少し深ぼろうかと思います。 皆さんご存知でしょうか? 4ボイスタイプって、 7ボイスタイプあるんですよ。 何言ってんだと思うかもしれないけど

    • ボイトレの夢や希望とは?

      小久保よしあきです。 4年ぶりに ボイトレnoteを再開です。 過去記事の方が ぜんぜんオタクっぽくて 久しぶりに読むと すごくワクワクします(笑) あのときの気持ちは やっぱ最高だったな、、、 でも更新していなかったのは ちょっと理由がありまして。 少し持論を語らせてください。 読んでもらえると嬉しいです。 ~~~~~~~~ 科学的な情報を漁っていた当時、 ただの学習目的ではなく、 根拠や理由ありきで 興味が湧いて調べていました。 だって、世界最高峰の

      • 母音や子音が歌の救世主?

        小久保よしあきです。 ミックスボイスを”作る”上で 一番重要と言っても 過言ではない話をします。 それは ・ ・ ・ ========== 母音、子音 ========== (僕には関係ない話かな、、) という方が 世間の100%で、 (母音子音にまとめるのかよ、、  いったい何万文字の記事?) という方が 科学的ボイトレオタクの 100%かと思いますが(笑)、 ミックスボイスに むちゃくちゃ関係あります! ~~~~~~~~ 自分の苦手な歌、 想像してみ

        • 処方してはいけないメロディ?

          小久保よしあきです。 ミックスボイスの習得について 重要なこと、まだあります! それは ・ ・ ・ ========== スケールメロディ ========== 9割の人が多用するメロディ↓ ドレミファソファミレド ドレミレド これらのメロディは すっごく偏っています。 偏るということは、 あるボイスタイプには合うけど 他のボイスタイプには 全く合わない!! という可能性があります。 ~~~~~~~~ ボイスタイプと スケールメロディの関係を知る。

          4ボイスタイプの価値とは?

          小久保よしあきです。 ミックスボイスの習得に 何が重要か、 前回に引き続きご紹介します! ・ ・ ・ それは、 ========== 4ボイスタイプ ========== はいはい知っているよ!!! という人も、なぜ ミックスボイス習得に強い ハリウッド式メソッドで 4ボイスタイプが 重要視されるのか?が 科学的に理解できると、 どういった点で 4ボイスタイプに 頼るべきなのか? がわかってきます。 ~~~~~~~~~ そもそも 4ボイスタイプとは

          科学的に良い換声点とは?

          小久保よしあきです。 ミックスボイスの習得に 何が重要か、 少しオタクな知識も含めて 数回に渡りお届けします! ・ ・ ・ まずひとつめ。 ========== 声区、換声点 ========== どの音の高さからなのか 適切に理解していないと 地声で永久に張り上げたり 裏声で一生スカスカになったり してしまいます。 ~~~~~~~~ 最低でも知っておいてほしいのは 男性でE4(ミ付近) 女性でA4(ラ付近) これだけでも知っておけば だいぶ違うはず。

          ミックスボイスって何?💦

          小久保よしあきです。 ミックスボイスって 言葉は知っているけど 「ミックスボイスって何?」 と聞かれたら 答えられますか?? 今日は、 ミックスボイスって何なの? という疑問に対して 少し答えが見える内容を お届けします。 ~~~~~~~~ 科学的ボイトレに 多少詳しい人間として 色んな勉強を重ねた結果、 たどり着いたひとつの結論。 それは、 ============ ミックスボイスは 声帯振動パターンの ひとつである ============ この

          オンラインセミナー開始

          以前よりYouTube動画にて無料のボイストレーニング情報の提供を行って参りましたが、この度、 「Zoomミーティングを利用したオンラインセミナー」を定常的に開催することとなりました。 オンラインセミナーでは、以下のような【YouTubeやTwitterなどで発信の難しい情報】に絞って行って参ります。 ・動画以上にマニアックな情報 ・具体的なトレーニング方法 ・メソッドの根幹に関わる情報 ・その他センシティブで扱いづらい情報 ・質疑応答 ※通常レッスン時にお話

          生物進化論的に歌唱を捉えるには

          「人」のなにかを探りたいとき、人以前から引き継いできたものか、人特有のものなのかを考えるのは、やっぱり大事だろう。 生物進化論は事実を元に構成される学問なんだそうで、そこに概念や目的という人特有のものを含まないらしい。含んでしまうと進化論的に説明できないものが、たくさんあるんだとか。 概念、目的、倫理とかいうやつは、間違いなく人特有。言葉を使えるようになったことがキッカケ。その言葉は、身体が直立し喉頭が下がり、舌を自由に使えるようになったことがキッカケ。 進化を

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          生物進化論的に歌唱を捉えるには

          ミックスボイスはTA vs CTではない→何がポイント?

          音声科学論文を読んでいると、被験者は数人しかおらず、「本当に十分な人数といえるの?」というものが多い。 また検証に使う装置も、それを使いながらの発声が適切にできるのかどうかも怪しい。特にEMG(筋電図)とか、実際に刺すので、「刺した状態でのその人の発声」でしかないのでは?と思う。 というわけで、TAとCTの声区周辺の動きをEMGで検証した論文があります。 ※確かこの論文の前年に書かれた修士論文がPDFであったんですが見当たりませんでした。 上述の通り、信じては

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          ミックスボイスはTA vs CTではない→何がポイント?

          日本語の基本周波数ってどうやってつけているのか?

          まず、日本語の特徴は、基本周波数の上下。たとえば「はし」の「は」が高ければ「箸」になるし、「し」が高ければ「橋」になる。※ちなみに英語は強弱。 基本周波数、ということはCTやTA?ようは声帯にまつわる筋運動で、声帯の振動周期を変えている可能性。 当たり前の発想。 別の可能性を考えます。 みなさんささやき声で喋ったことありますよね。そのときはたいてい、声帯振動を伴っていません。呼気が声道を通過するときの雑音と、声道形状の組み合わせです。 声帯振動がないに

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          日本語の基本周波数ってどうやってつけているのか?

          複雑な発声科学にボイストレーナーはどう向き合うか

          向き合うかどうかは、任意ですが(笑)。 前にこういうことを呟きました。 でその後、 その仮説が否定されていることに気づいた っていうね。。  改めて、科学的であっても、情報の捉え方は個人の裁量なんだと感じます。 ↓お蔵入りとなった声区調査のキャプチャ。。頑張ってました。 指導者としては、科学的根拠があっても、情報に左右されてはいけないですね。肯定も否定も、自分の実地経験を踏まえて、主観的な意見を持つ(努力をする)べきです。 あ、主

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          複雑な発声科学にボイストレーナーはどう向き合うか

          音声解析ソフトでミックスボイスは分からない?

          ミックスボイスは倍音とフォルマントでわかるらしい→音声解析ソフトを使って確認すれば自分でミックスボイスがわかるかも!という人へ、 そう上手くはいかないことを説く記事です。 ※相変わらずターゲット狭くてすみません。。 フォルマント周波数は存在するが、その計測は技術的に結構難しい。歌唱時なら更に難しくなる。音声解析ソフトを手に入れても、決してその数値を鵜呑みにしてはだめ。 まず、音声解析ソフトは短時間フーリエ変換っていうのをやっている。詳しくは端折るけどこの短時

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          歌声フォルマント→耳管→カナル型イヤフォンの関係

          今回は文字数少ないですが、リンクに説明を委ねているので結構重いです(笑) かつてVTブログにこんな記事を書きました。 オペラで必須とされる歌声フォルマントは、聴覚的になぜ大きく聴こえるのかという内容。  この記事読むだけでお腹いっぱいだと思うんですが(笑)、 頑張って戻ってきて頂いて(何を頑張っているのかと思うだろうけど)、このVTブログから広げるのが今回のnoteです。 歌声フォルマントは一般的に喉頭蓋付近を狭めることで作られる音と言われています。 喉頭

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          歌声フォルマント→耳管→カナル型イヤフォンの関係

          歌声フォルマントと喉頭、鼻腔の関係

          ※数年前の記事に大幅加筆しています※ 歌声フォルマントとは、発声における3kHz付近の強烈な音響エネルギーのことです。 とりあえず聴いてみましょう! こちらの動画は、音声解析ソフトを使って、歌声フォルマントに強弱つけたものになります。超強くするとオペラっぽいですね!(笑) 今回はこの歌声フォルマントと喉頭との関係性について、以下書いています。 歌声フォルマントと喉頭の関係① 喉頭を下げる→咽頭腔が広がる→喉頭管に対する声道長が1対6を超える=F

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          歌声フォルマントと喉頭、鼻腔の関係

          人は何をもって音程を認識しているのか

          音声って、基本的には倍音がh1234... と積み重なってできるじゃないですか。そのときの基本周波数h1が300Hz→D4あたりね、となるわけですが、じゃあ基本周波数にあたるh1が聴こえているから、D4って認識しているんでしょうか? というわけで病み上がりの声で300Hz付近を「あー」と伸ばしてみました。縦が周波数、横が時間です。当然再生するとD4付近に聞こえます。 次にいきなり、基本周波数h1=300Hzを消します。一番低い強い音は600Hzになりました。再生すると、

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          人は何をもって音程を認識しているのか